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アキレス腱の痛みについて
皆さんこんにちは、理学療法士の緒方です😊
 
皆さんは運動している時、”アキレス腱に痛み”を感じることがありませんか?
これを放置していると、運動後や安静時にも痛みが出てくることがあります。
そのような症状がある方は、”アキレス腱周囲炎”の可能性があります!
 
今回はアキレス腱周囲炎について話していきたいと思います。
 
・アキレス腱周囲炎とは?
アキレス腱周囲には血行の豊富な組織(パラテノン)があり、アキレス腱への繰り返し負荷がかかることでこの部分が炎症を起こします。
発症の平均年齢は肉離れよりも高く、加齢による腱の変性も関連しています。
 
 
・原因は?
アキレス腱の炎症や変性がベースにある事が多く、市民ランナーやウォーキングをしている人に多く発症します。
 
使いすぎが原因しているために、急に運動量が増えたり、不適切なトレーニング方法が原因していることもあります。
 
また、靴の不適合や扁平足などの足部変形も原因のひとつになります。
 
 
・治療法は?
保存治療が原則です。痛みが強い時には運動を控えて局所を安静に保ちます。
湿布や一時的な消炎鎮痛薬の内服も有効です。
 
少しヒールのある靴を履いてかかとを上げると、アキレス腱の緊張が軽減され疼痛が改善します。
また、扁平足などの足部変形がある場合には、足底挿板を処方することによりアキレス腱への負荷が軽くなります。当院にはとても知識の豊富な装具屋さんが来ているので、お尋ねください。
 
スポーツ選手への局所注射は、腱の変性や断裂を生じる場合があり慎重を要します。院長先生にご相談ください。
 
症状の改善が認められれば徐々にスポーツを始め、運動前のストレッチングや運動後のアイシングをするようにします。
 
特に大事なのはストレッチになります!ストレッチ方法について説明します。
 
 
・ストレッチ方法
アキレス腱周囲炎にならない為にもストレッチは大切です。そこで、以下のストレッチ方法をご紹介します。
 
①階段などの段差があるところで行います。(段差がない場合は本や雑誌などを重ねて代用する事もできます。)
 
②段差に足の先をかけて踵をゆっくり降ろしていき、アキレス腱を伸ばします。
 
③アキレス腱を伸ばして痛みの出ない程度の範囲で15秒間キープします。15秒経ったらゆっくりと踵を戻します。
 
 
①〜③を1セットとし、1日2セットほど行うと良いです。
 
その他、アキレス腱のマッサージを行うことも大切です。
ストレッチやマッサージでアキレス腱をケアし、アキレス腱周囲炎を予防しましょう!!!
 
疑問点やご相談がありましたら当院へ気軽にご来院下さい。

 

2020年08月09日