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足がつる人増えてます! 原因・対処法について
こんにちは。院長の屋良です😊
 
最近めっきり寒くなってきましたね。
この季節に多くなるのが、足がつったという訴えです!
 
「寝ていたらいきなり足がつった!!」
「スポーツしていたら急に足がつった!!」
 
皆さんはこういう経験はありませんか?
 
足がつることを昔から「こむらがえり」といいます。
 

こむらがえりは筋肉が過剰に収縮して激痛が起こる症状で、医学的には有痛性筋痙攣といわれています。

こむらは腓腹筋(すねの後ろの柔らかい部分)のことを指し、痙攣は腓腹筋や足趾に多くみられますが、大腿、頚部、背部、腹部、上肢にも起こることがあります。
 
以前もご紹介しましたが、今回は足がつる原因、予防する方法、つったときの対処法などについて紹介します!
 
足がつる原因は?
 
・脱水状態
睡眠中の発汗、運動時の発汗などで、意外と体は脱水状態になっています。このとき体内のミネラルも一緒に排出され、ミネラルのバランスが狂ってしまいます。
 
・栄養不足
血液の流れが滞ったりすると(特にふくらはぎ)、筋肉の栄養不足に陥りつりやすくなります。
 
・運動しすぎ
運動時に筋肉を使うと、体のミネラル分が急激に消費され、筋肉疲労をおこします。
特に運動中につるのは、脱水と電解質の喪失が原因ですので、スポーツドリンクを頻回に飲みましょう。
 
・筋肉の冷え
筋肉が冷えると、血流不足になったり、筋肉が緊張状態になったりします。
 
・加齢
加齢に伴う筋肉量の低下、血液生成能力の低下により血行不良になるため
 
 
予防するには?
 
・ストレッチ
寝る前に、ふくらはぎを優しくマッサージしたり、足首を動かしたりします。
 
・温める
入浴も効果的です。さらにレッグウォーマーなどで暖める方法もあります。
 
・寝る前に水分を取る
寝ているときは予想以上に汗をかきます。寝る前にお水やスポーツドリンクなどを飲んで、水分と電解質をしっかりととります。
 
・適度な運動
適度な運動で、筋肉の血流を維持するようにします(当院の”あしふみ”なども効果的です)。
 
・ハイヒールの履き過ぎに注意
ハイヒールは足に負担をかけやすいので注意が必要です。
 
 
つったときはどうする?
 
ふくらはぎやふとももがつったとき!
・膝を伸ばした状態で座り、釣っている足のつま先をゆっくりと手前に引く
 
・たった状態でアキレス腱を伸ばすように、ふくらはぎをゆっくり伸ばす。
 
 
薬はあるの?
 
芍薬甘草湯という漢方薬がよく効きます。しかしこの薬は飲みすぎるとたまに副作用がありますので、不安な方は相談してください!
枕元にこの薬を置いて寝るとつらないという人も多くいます(笑)。
 
 
 
痛みがしばらくしても治らない場合
 
痛みが長時間続いたり、強い痛みがある場合は、筋肉の断裂などがある場合がありますので、早めに受診してください。
 
2021年10月22日
スポーツ整形外科について

こんにちは。院長の屋良です。

今回は当院が特に力を入れている、「スポーツ整形外科」について解説します。

 

スポーツ整形外科について

 

・スポーツ障害・外傷とは

・当クリニックの治療方針

・治療の流れ

・当クリニックで治療ができる各種スポーツの疾患

 

 

スポーツ障害・外傷とは

 

スポーツをしていてケガをしてしまう人、痛めてしまう人は多くいます。

 

スポーツ中に起こるケガのことを「スポーツ外傷」といいます。 すり傷、切り傷、打撲、捻挫、脱臼、靭帯損傷、肉離れなどがあります。ケガからの早期復帰を目指す場合、ケガの直後の処置がとても大切です。

 

スポーツ障害」とは、日々のトレーニングにより特定の部位に繰り返し負担がかかって炎症を起こし、痛みが生ずる慢性のケガのことです。野球肘、疲労骨折、テニス肘などがあります。人の体は、負荷がかかるとその部分の組織が一度壊れますが、細胞組織の再生によって修復されます。ですが、修復が終わらないうちに壊すことを繰り返すと、炎症が慢性的に続くことになります。これが「オーバーユース(使いすぎ)」です。

 

当クリニックの治療方針

 

当クリニックでは、「日本体育協会スポーツドクター」の資格をもつ医師が診察します。

 

また、理学療法士が医学的な専門知識をもってリハビリに取り組んでおります。

また、多くのリハビリスタッフがスポーツ経験者(サッカー、テニス、野球、マラソン、ゴルフ、バトミントン、ヨガなど)であり、ケガを経験したことがあります。

スポーツが思うようにできない不安な気持ちがあると思いますが、そんな心理面にも寄り添った治療を心掛けております。

 

当クリニックのモットーは、「早めの治療がその人の人生を変える」です。ケガや痛みを我慢して競技を続けていてもいいことはありません。

スタッフ一丸となって、患者さんの早期復帰を目指しサポートしますので、何か不明な方は気軽にご相談ください。

 

当クリニックでの治療の流れ

 

STEP 01 まずは痛みや炎症をとります

STEP 02 体のバランスや柔軟性を改善させます

STEP 03 けがのしにくい体を目指します

STEP 04 結果的に競技のパフォーマンスも向上します

 

治療の基本はまずは安静ですが、症状が改善しない場合は、医師による処方、理学療法士によるリハビリテーションなど適切な治療を行い、「ケガする前よりもよいコンディション、よいパフォーマンス」を目指します。

 

 

理学療法士がフォームをチェックして、ケガが治った後もケガをしないフォームをアドバイスします。時には、動画を撮ってチェックをします。

 

肩の周りにある細かい筋肉を鍛えています。

ケガを予防するために必要な筋力トレーニングもお伝えします。

 

 

股関節周辺の筋肉を鍛えています。

特にジャンプから着地する際の姿勢はケガの予防にとって重要で、ケガする前よりもよいコンディション、よいパフォーマンスを目指します。

 

当クリニックで治療ができるスポーツのよくある疾患

 

野球

 

▸肩の痛み(野球肩)

 ・腱板損傷

 ・インピンジメント症候群

 ・上腕骨近位骨端線離開 など

▸肘の痛み(野球肘)

 ・内側側副靱帯損傷

 ・離断性骨軟骨炎

 ・上腕骨内側上顆裂離骨折 など

▸手首の痛み

 ・手有鉤骨骨折 など

▸疲労骨折

など

 

肩の痛み(野球肩)や肘の痛み(野球肘)は主に繰り返し行う投球動作によるオーバーユースが原因の一つです。また、フォームが崩れている状態で同じ動作を繰り返すことで、肩や肘に負荷がかかり、痛みを引き起こすことが多くあります。

肩や肘の他に、手首、腰、背中、膝などにも痛みを引き起こしやすいスポーツです。

 

サッカー

 

▸膝の痛み

 ・膝前十字靱帯損傷

 ・膝内側側副靱帯損傷

▸足首の痛み

 ・足関節内反捻挫・外反捻挫

▸太ももの痛み

 ・ハムストリングス肉離れ

など

 

サッカーはダッシュ、ステップ、キックの動作を繰り返す(オーバーユース)ため、太もも、膝、ふくらはぎ、足首、足によく痛みを引き起こします。オーバーユース以外にも相手とぶつかることで故障する外傷も多いスポーツです。

 

テニス

 

▸肩の痛み

 ・インピンジメント症候群

▸肘の痛み(テニス肘)

 ・上腕骨外側上顆炎(テニス肘)

 ・上腕骨内側上顆炎

▸手首の痛み

 ・三角線維軟骨複合体損傷(TFCC損傷)

▸腰の痛み

 ・腰椎分離症

▸ふくらはぎの痛み

 ・腓腹筋肉離れ

▸足首の痛み

 ・足関節内反捻挫・外反捻挫

など

 

ラケットを使うため、肩や肘の痛みを引き起こすことが多いスポーツです。また、短距離のダッシュ、急激な切り返し、細かなステップを長時間繰り返すため、足や腰も故障することが多いです。

 

マラソン

 

▸膝の痛み

 ・腸脛靱帯炎(ランナー膝)

▸すねの痛み

 ・脛骨過労性骨膜炎(シンスプリント)

▸踵の痛み

 ・アキレス腱炎

 ・アキレス腱付着部症

▸足の痛み

 ・足底筋膜炎

 ・中足骨疲労骨折

など

 

走る動作は小さな着地を何度も繰り返す動作になります。マラソンは何度も着地を繰り返されるため、その衝撃により足に痛みを引き起こします。また、疲労が蓄積して、フォームを崩してしまうことも痛みを引き起こす原因にもなります。

 

バレーボール

 

▸肩の痛み

 ・インピンジメント症候群

 ・動揺肩ルーズショルダー

 ・肩関節亜脱臼症

▸指の痛み

 ・突き指

▸膝の痛み

 ・膝前十字靭帯損傷

 ・膝半月板損傷

 ・膝蓋腱炎(ジャンパー膝)

▸足首の痛み

 ・足関節内反捻挫・外反捻挫

 など

 

バレーボールはジャンプ、アタック、着地を繰り返すスポーツのため、膝だけでなく、肩に痛みを引き起こすスポーツです。特に女性の場合は男性に比べると関節が緩い特性があるため、着地時のフォームが悪い場合、膝を故障することが多くなります。当院ではフォームのチェックもして、再発しない身体づくりをサポートします。

 

バスケットボール

 

▸腰の痛み

 ・腰痛症

▸膝の痛み

 ・膝前十字靱帯損傷

 ・膝半月板損傷

 ・膝蓋腱炎(ジャンパー膝)

▸足の痛み

 ・足関節内反捻挫・外反捻挫

 など

 

バスケットボールはダッシュ、ジャンプ、着地を多く繰り返すスポーツの特性上、腰や足に痛みを引き起こすことが多いスポーツです。激しいコンタクトスポーツなので、外傷も多いスポーツです。

 

なにか困ったことがあったらいつでもご相談ください!

 

2021年10月07日
③股関節痛に対する運動はこの4つ!

 

骨盤と背骨の位置も症状の改善には重要で、股関節痛が軽減してジョギングもできた

 

こんにちは。院長の屋良です。

 

今回は、前回少しお伝えした4つの運動療法について解説します。

 

おさらいしますが、4つの運動とは、

姿勢を矯正する「①骨盤セルフ調整」「②かかと着地歩行」

股関節周辺の筋肉を強化する「③ヒップリフト」「④梨状筋エクササイズ」

この4つです。

 

「①骨盤セルフ調整」「②かかと着地歩行」はどちらも傾いた骨盤を調整することが目的です。

 

 

変形性股関節が進行すると、股関節の痛みを抑えるようにして前かがみの姿勢になることが多く、骨盤が傾いた状態が継続してしまいます。骨盤が傾いた状態が続くことで、脊椎も前のめりになってしまい、さらに骨盤の傾きが戻りづらくなります。

 

骨盤が傾いた状態では、おしりの方にある筋肉を引き伸ばし、骨盤前面の筋肉を硬直させてしまいます。すると、股関節の可動域が制限されてますます動けなくなり、変形性股関節症の改善が難しくなるのです。

 

脊椎を支えるのは骨盤であり、骨盤を支えるのが股関節です。股関節と脊椎は相互に作用しあっていて、一方が悪くなるとさらにもう一方も悪くなるという悪循環に陥りやすくなります。

 

骨盤セルフ調整を行っても、最初はあまり思うように動かないかも知れません。

毎日少しずつ取り組んで骨盤が正しい位置になるように努めましょう。最終的にはずっと骨盤が正しい位置にあることが理想です。

また、ウォーキングはリハビリで最も有効な運動です。骨盤が正しい位置でウォーキングをすれば、生活の質が高まることが期待できます。

 

骨盤の位置を正すことと並行して、股関節を支える筋肉を強化したり、固まっている骨盤前面の筋肉を柔軟にしたりすることも大切です。手軽にできる運動として「③ヒップリフト」「④梨状筋ストレッチ」をご紹介しましょう。

 

 

筋肉が伸びやすいのは、血流が良くなっているお風呂上がりです。運動するタイミングとして、朝・お風呂上がり・就寝前をおすすめしています。

 

最初から3回行うのではなく、少ない回数から始めて少しずつ回数を増やすように意識しましょう。毎日継続して取り組むことが大切です。

 

どんな保存療法も、早めに取り組めばそれだけ効果が高まります。

変形性股関節症も例外ではありません。保存療法が効果的であれば、最後まで人工関節を避けることも可能です。

 

股関節に少しでも違和感があれば、いつでもご相談ください。

2021年10月06日
②股関節痛に効く運動療法はこれだ!

皆さんこんにちは。院長の屋良です。

 

今回は「股関節痛に効く運動療法」をテーマにブログを書こうと思います。

 

●運動療法は病期に関わらず有効で、炎症を抑えて行うと股関節痛の完治も可能

 

 

変形性股関節症に対する最終手段である人工関節置換術を受けるのは、生活の質が著しく低下した時です。

私は目安として「変形性股関節症で動けなくなったとき」「変形性股関節症でやりたいことができなくなったとき」を挙げています。

 

例えば、海外旅行やゴルフなどが変形性股関節症のせいでできないのであれば、手術で痛みを解消して人生を楽しんだほうがいいのではないでしょうか。

 

しかし・・・

基本的にどの病期の患者さんでも最初は保存療法に取り組むべきだと考えています!

 

変形性股関節症は病期に関わらず、股関節に負担をかけすぎない範囲で運動を行うことで症状が軽快する可能性があるのです。

 

運動療法の目的は・・

●筋力を維持・強化すること

●関節の安定性を確保すること

●動く範囲を広げること

この3つです。

 

痛みが軽減して日常生活における歩行や動作の支障を改善することにつながります。

 

痛みは股関節周辺の筋肉を弱くする原因にもなりますので、ますます股関節を動かしにくくなってしまいます。

股関節への負担の少ない姿勢や立ち上がり方・座り方など、日常生活の注意を守りながら、運動療法を治療の基本として続けなければなりません。

 

ただし、痛みが強い場合は炎症が起こっている状態です。炎症がある状態で運動を行うと、炎症が悪化して変形性股関節症が進行してしまうおそれがあります。

まずは消炎鎮痛剤を使った薬物療法で炎症を抑え、安静にするようにしましょう。

 

しかし、痛みが全くなくなるまで安静にしていると、股関節周辺の筋肉が硬くなって予後が悪くなる傾向にあります。

 

運動を始める時期は、整形外科を受診して主治医と相談した上で決めるようにしましょう。

消炎鎮痛剤で痛みの軽減を実感できるようになったら、少しずつ股関節を動かすようにしてください。

痛みがあっても体重をかけられるようになったら、主治医と相談して運動療法に取り組んでみましょう。

 

保存療法として、

 

「股関節の炎症を取りながら。リハビリ訓練で股関節・骨盤・脊椎の状態を最大限に良くする」

 

という方法を採ります。

 

この方法によって、多くの股関節痛は完治できると考えています。

 

おすすめする方法としては、

姿勢を矯正する「骨盤セルフ調整」「かかと着地歩行」

股関節周辺の筋肉を強化する「ヒップリフト」「梨状筋エクササイズ」

が挙げられます。

 

次回はこれらの方法について詳しく解説しますね!!

2021年10月04日
①「変形性股関節症」の治療法はこれだ!

皆さんこんにちは。院長の屋良です。

 

今回は「変形性股関節症」をテーマにブログを書こうと思います。

 

皆さんの中には股関節痛に困っている方もいるのではないでしょうか?

 

当院は多くの股関節痛の患者さんがいらっしゃいます。その方々に共通することは、まずは軽い痛みや少しの動かしにくさから始まっているということです。

このような症状の方の中には、変形性股関節症の方が多くいます。

 

変形性膝関節症とは?

変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減って変形することで、痛みや違和感、ひっかかり、動かしにくさなどが起こる病気です。

変形性股関節症は早期の発見、治療が大切です。

次のいずれかの症状に思い当たる人は整形外科を受診しましょう。

 

変形性股関節症の症状

●歩き始めや立ち上がるときに足の付け根が痛む

●股関節が曲げにくく、足の爪が切りにくい

●股関節が曲げにくく、靴下が履きにくい

●あぐらがかけない

●最近、歩き方がおかしいと指摘される

 

変形性股関節症の分類

変形性股関節症の病期は4つに分けられ、「前股関節症→初期→進行期→末期」と徐々に症状が悪化していきます。

関節軟骨の破綻が進むと骨と骨が直接ぶつかるようになり、股関節が変形していきます。

 

 

治療をせずに放置していると、症状が不可逆的に進行し、慢性的な痛みのために歩行が困難になったり、股関節の可動域が制限されたりして、生活の質が低下してしまうおそれもあります。

 

変形性股関節症に対する手術方法

末期の変形性股関節症の患者さんが最終的に受ける主な治療は人工関節置換術です。

人工関節置換術は変形した骨や余分にできた骨棘(トゲ状の骨)を取り除き、金属やセラミック、ポリエチレンなどで作られた人工関節を埋め込んで置き換える手術です。

 

人工関節置換術は優秀は治療法で痛みの改善は劇的と言えます。しかし、人工関節は決して万能の治療法ではありません。

人工関節にも耐用年数があり、技術が進歩して25年以上と言われています。しかし、耐用年数以上の年月が経過すれば、困難な人工関節の再置換術が必要になるケースもあります。

人工関節置換術は骨粗鬆症とは相性の悪い治療法です。土台となる骨が痩せ細ると耐用年数に満たない早期の段階で再置換術が必要になることもあります。

また、人工関節周辺での骨折のリスクや細菌感染などの合併症のリスクもゼロではなく、手術後に歩きにくさや違和感を覚える患者さんも少なくありません。

何よりも、人工関節に置き換えた股関節は二度ともとの自分の骨でできた関節には戻せないのです。

 

 

私も長い間、数多くの人工関節置換術の手術をしてきました。

とてもいい手術で、痛みは劇的に取れますが、できれば手術は避けたいという患者さんも多くいらっしゃいます。

どうしたら手術を避けることができるのか、次回はその方法についてお伝えします!

2021年09月21日
9月休診日のお知らせ

9月の休診日は以下のとおりです。

 

20日(月)

23日(木)

(いずれも祝日です)

 

ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。

 

 

2021年09月13日
高齢者の方は「筋トレ」をするべきか?
皆さんこんにちは。 院長の屋良です 。
 
9月に入りましたね。しかしコロナがなかなか落ち着きません・・。
私も微力ながら時々コロナワクチンをうつ仕事にでかけていますが、 まだまだといったところでしょうか?
 
おかげで最近は外出されずに家にこもりっぱなしのご高齢の方を多くみます。
久しぶりにお会いすると、「随分元気がなくなったな?」と思う方が時々います。
 
そのような方はどうしても体が弱ってしまい、逆に病気になりやすい状態になってしまうことがあります。
さらに外出しないことは心にも影響を与え、特に高齢者の方の意欲の低下が見られます。
 
”加齢により心身が老い衰えた状態”のことを、 「フレイル」 といいます。
 
 
 
・フレイルとは
 
厚生労働省の報告では、フレイルとは、
 
1加齢とともに心身の活力が低下する
2複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、心身の脆弱性が出現する
3一方で適切な支援により、生活機能の維持向上が可能な状態
とあります。
 
体の活力低下だけでなく、心の活力低下も含まれるのです。
なので、フレイルに早めに気づき、予防や治療をすることが大事になります。
 
 
・フレイル状態ではどうなる?
 
フレイルの状態になると、身体能力の低下、死亡率上昇が起きます。
 
また、コロナなどの感染症や病気にかかりやすくなったり、ストレスに弱い状態になっています。
 
例えば健常な人が風邪をひいても、数日すれば治りますが、フレイルの状態になっていると風邪をこじらせて肺炎を発症したりします。
 
また、転倒による打撲や骨折、病気による入院をきっかけにフレイルから寝たきりになってしまうことがあります。
 
フレイルの状態に家族や医師などが早く気付き対応することができれば、フレイルの状態から健常に近い状態へ改善できる可能性があります。
 
 
・フレイル対策には、適度な運動と適度な筋トレ!!
 
高齢者に対し「適切な運動療法を行うと筋力が維持される」ということが研究で報告されています。
 
なので身体能力が低下したからといって、諦めてはいけません!
 
私の持論に、「ご高齢の方こそ適度な運動、適度な筋トレをすべき!!」というものがあります。
 
筋トレは若い人がやるものと思っている方も多いと思いますが、実は筋肉量が落ちるご高齢の方こそするべきではないかと思います。
 
しかし運動もやみくもにしたらいいかと言うとそうではありません。
 
運動療法は個人に合ったものから始めることが大切です。
 
 
以前もお伝えしましたが、椅子に座ったり立ち上がったりを繰り返したり(かんたんスクワット)、散歩の歩行距離を徐々に延ばしていくように運動強度を調整します。
 
<かんたんスクワット : 椅子に座って机を持ってしてください  10回を3セット(朝、昼、晩) >
 
 
筋力が低下している状態で、いきなり無理な筋トレや長距離の歩行しようとすると転倒や骨折を起こす危険があります。
 
また、私が以前からすすめている、”あしふみ”という健康器具も有用です。
 
これは家にいながらかんたんに有酸素運動ができ(5分で体が熱くなってきます)、下肢の血流が良くなります。
 
座りすぎ、運動不足はどうしても体に悪影響を与え、フレイルに陥る危険性が高くなります。
 
しっかりとフレイル、コロナを予防し、健康と笑顔を維持していきましょう!
 
運動がわからない方は当院スタッフに相談してください。
 
 
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2021年09月06日
「健康365」という本に掲載されました!

令和3年8月発売の「健康365」という雑誌に掲載されました。

 
医療系の総合雑誌で、私もよくみている情報誌です。
股関節痛の対処法」について話しました。
 
当院の雑誌コーナーに置いてありますので是非読んでみてくださいね。
 
 
2021年08月22日
「爪の水虫(爪白癬)」を治療しよう!
こんにちは、院長の屋良です。
 
皆さんは爪の水虫について知っていますか?
 
 
 
 
「水虫」と聞くと、足の指や指と指の間を思い浮かべる方が多いかと思いますが、爪やその周りにも「爪水虫(爪白癬)」というものがあります。
「爪水虫」はかゆみがないために、ほおっておく人が多いと思います。しかし、爪がぼろぼろになったり、汚くなったりします。
特に足をだす夏場は、爪が汚いと目立ってしまいます。
 
爪水虫の原因は、白癬菌というカビ菌の一種が皮膚に寄生して起こる感染症です。
爪水虫は菌が爪の内部に入り込んでだもので、爪の色が白く濁ったり、黄褐色に変色します。
さらに症状が進行すると、爪の先端がぶ厚くなったりします。
40歳以上の約25%、60歳以上の約40%は爪白癬にかかっているとも推計されている身近な疾患です。
 
 
爪水虫の特徴は?
 
・爪の一部が黄色くなったり白くなったりして濁っている
・爪が分厚くなってガサガサしている
・爪の周りの皮膚もガサガサしている
・爪が時々痛む
 
このような特徴がある人は、「爪水虫」かもしれません。
 
 
爪水虫の治療法は?
 
このような症状に気づいたら、なるだけ早めに医療機関を受診してください。
爪水虫に効く飲み薬ぬり薬があります。
しかし、なるだけ爪水虫にならないことが大事です。
 
 
爪水虫を予防するには?
 
・爪の周りを清潔に保つ
・お風呂から上がったら、しっかりと拭いて乾燥させる
・お風呂上がりに塗り薬を使う
 
疑問がある方はいつでも当院にご相談ください
 
 
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2021年08月19日
関節が痛んだり腫れたり。 回帰性リウマチでは?

 

関節が腫れたり、傷んだり、熱を持ったり・・・

 

 

回帰性リウマチとは?

 

皆さんの中に、関節が腫れたり治ったりを繰り返す方はいませんか?

 

これは回帰性リウマチの可能性があります。

 

回帰性リウマチは周期的に関節が腫れたり、痛んだり、熱を持ったり、赤くなったりする病気です。

 

回帰性リウマチは、完全に治る人と、関節リウマチに移行する人がいます。

回帰性リウマチの好発年齢は20歳代から50歳代まで広く含み、男女差はありません。

なのでおかしいなと思ったら早めに受診することをおすすめします。

 

 

症状は?

 

典型的な症状は、関節の痛み、腫れ、赤み、熱などです。

症状は一過性で、数日から1週間程度で消失し、発作のない時期が数日から数ヶ月続きます。

発作の頻度は年に何回かありますが発作の間隔は一定していません。

発作時に微熱を伴う場合もあります。

突然発症し、通常は1つの関節に炎症が起きます(単関節炎といいます)。

 

回帰性リウマチの10%前後は自然に治癒しますが、約30%は典型的な関節リウマチに、また、少数例では全身性エリテマトーデスなどの他の膠原病に移行し、残りの患者さんは長年発作を繰り返すものの、そのまま経過するとされています。

30%前後に関節リウマチに移行したとの報告が多く見られるために、慎重な経過観察が必要です。

 

回帰性リウマチでは発作の時間が短い割に痛みが強いことが特徴的とされています。関節症状は、指の関節、手、膝、肩、足の順で多いと言われています。

 

 

診断は?

 

回帰性リウマチは、診断基準は存在しませんが、特徴的な臨床症状や、レントゲン所見が正常であること(関節リウマチではない)に加えて、感染、痛風、偽痛風などの他疾患を除外することによって診断されます。

 

回帰性リウマチでは、関節リウマチのような関節の骨破壊が生じないため、関節レントゲン上、特に異常はみられません。

 

 

検査所見は?

 

回帰性リウマチ患者の約50%は発作時にリウマトイド因子が陽性です。

また、一過性の白血球増多、赤沈亢進、CRPの上昇など炎症反応性パラメータの上昇がみられることがありますが、そうではない場合もあります。

 

リウマトイド因子が陽性場合、発作の程度および頻度が重症であることが多く、リウマトイド因子が陰性の患者さんと比較して関節リウマチに移行しやすいとする報告があります。

 

回帰性リウマチの症状は全身性エリテマトーデス(SLE)に類似しますが、SLEで陽性となる抗核抗体や補体値が正常範囲であることから、血液検査で全身性エリテマトーデスとは区別することが出来ます。

 

 

治療は?

 

1.非ステロイド性消炎鎮痛薬

発作時には非ステロイド性消炎鎮痛薬がある程度は有効であることが知られています。

 

2.ステロイド薬

ステロイド内服も症例によっては有効です。しかし発作が短期間であること、関節破壊が見られないことなどから、当院ではステロイド内服の適応はごく一部に制限されます。

 

 

動かしていいの?

 

関節に炎症があり、痛みや腫れが強い時は、無理に動かしたり負荷をかけたりすると炎症が悪化することがあります。

しかし、身体を動かさないでいると、筋力が低下する上に、関節が動きにくくなったり動かせる範囲が狭くなったりしますので、過度な負荷を避けながら、適度に動かすことが大切です。

 

当院では院長や理学療法士が運動の程度を指導してくれますので、気になる時はご相談ください。

 

 

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2021年08月05日