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雨の日は関節の痛みが増す?
こんにちは 院長の屋良です 😊
 
6月になりました!
コロナはだいぶ落ち着きましたが、今度は梅雨が来ますね!
5月に比べて雨が多くなり、スッキリしない天気が続くことと思います・・・
 
そしてこの時期、特に雨の日や雨の降りそうな日に患者さんが、「天気が悪いので関節が痛い」とよくおっしゃいます。
これはほんとうなのでしょうか? 気のせいでしょうか? 今回は天気と関節痛についてお話します。
 
 
 
天気が悪くなる前に「ひざが痛い」「腰が痛い」といった症状を訴える人が増えるという事を耳にしたことはありませんか?
人によっては天気予報よりも正確に関節痛で予報することができる人もいます・・
 
昔から気圧の変化が我々の体に影響を及ぼすことは一般的に知られています。このような気象の変化により症状が出やすい病気を総称して「気象病」と呼び、”天候の変化”により現れたり、強くなる痛みには”天気痛“という名前がついていて、科学的にも研究されているのです。
 
さらに海外の論文で、「高い湿度、強風、低気圧の3つの条件が揃う日には、平均的な天候の日と比べて強い痛みを感じる確率が20%高い」ということも明らかになってます。
やはり天候と関節痛には関連性があるのです!
 
なぜ天気が悪いと痛みが増すの?
気圧が変化すると、体がそれに順応しようとして、血圧が上がったり心拍数が増えたりします。
この状態は交感神経優位と考えられ、血管収縮、アドレナリンの放出などが痛みの反応を高め、痛みが増すと考えられます。
気圧が一定に保たれてくれと、血圧、心拍数は落ち着き、痛みもおさまります。
いろいろな説がありますが、現在はこの説が信憑性が高いようです。
 
どう対処する?
天気の悪い日が続くとき、以下のような対策法があります。
 
1・入念なストレッチ
いつもより入念に体を動かしてあげるといいと考えます。
膝の屈伸運動やアキレス腱伸ばし、ふくらはぎのマッサージなど多くの方法があります。
これを朝昼晩、しっかりとするだけでも違いがあります。
特にふくらはぎのマッサージは血流を良くする効果がありますので、非常に効果的です!
 
2・入浴する
血行を良くするという意味では入浴もおすすめします。
特に天気が崩れそうな日の前日にはしっかりと入浴することをおすすめします。
とにかくリラックスして交感神経を落ち着かせてあげるといいですね。
 
3・軽い運動
軽めな運動も勧められています。
本当は散歩やジョギングがいい場合がありますが、雨の日はなかなかできません。
そんなときは下の図のように、負担のかからないスクワットがいいかと思います。
さらにデスクワークをしているときはかかとの上げ下げ運動も効果的だと思います。
(先月私がテレビでおすすめした運動です^^)
  
 
他にもいろいろな対処法がありますので、いつでもご相談ください!
6月を気分良く乗り切りましょう!! 😊
2020年06月01日