ビール好きは要注意 「 痛風! 」
皆さんこんにちは。院長の屋良です😊
最近はだいぶ暖かくなってきましたね。
コロナ自粛はあるものの、マスクをして散歩などをするのにはいい季節です。
汗をかいたあとにビールを飲むのが大好きな人もいるのではないでしょうか?
当院のスタッフにも何人かいます(笑)
ビールが美味しいこの季節、注意すべきは 「痛風」 です!
痛風とは?
体内で尿酸が過剰になると、関節にたまって結晶化し、炎症を引き起こして腫れや痛みを生じます!
風が吹くだけで激しい痛みを伴うことから痛風と名づけられたと言われています。
多くの場合、痛風発作が起こる少し前にはむずむずするような違和感を伴います。
痛みの部位としては、足の親指の付け根に激しい痛みが起こるのが特徴ですが、その他、足関節、膝関節、手関節、肩関節などに痛みが出ることもあります。
典型的な痛風発作では痛みが激しく、歩行困難になることも少なくありませんが、7日前後で軽快します。
原因は?
血液中の尿酸値が上昇すると、関節内に尿酸塩結晶が生じます。この結晶を白血球が処理する際、痛風発作が発症します。
高尿酸血症状態が続くと尿酸結石が腎臓に生じ、腎機能が悪化することもあります。
若い男性によくおこります。
高尿酸血症の原因は様々です。
プリン体が多く含まれる肉などの食品やビールなどアルコール飲料の摂り過ぎが、よく知られた発症要因の一つです。
その他、暴飲暴食・肥満・激しい運動なども主な原因となります。
予防と治療!
菜食を主とした食生活に切り替え、尿酸が体内で出来ないようにするか、内服薬で血中尿酸値をコントロールしなければなりません。
尿酸値が上がりやすい食事は、まずはなんと言ってもビールなどのプリン体を多く含むお酒です。さらに、肉(特に内蔵)や魚の干物やエビなども取りすぎると危険です。
逆に上がりにくい食事は、焼酎やウイスキーなどの蒸留酒、野菜やチーズなどです。
また、しっかりと水分を取ることも大事です。
発作時の治療には、消炎鎮痛薬を用います。関節内の痛みが強いときは局所麻酔剤入ステロイド注入も効果的です。
痛風発作が治まってから、尿酸値をコントロールする薬を服用します。
痛風の発作が起こらないからといって、薬を勝手にやめてはいけません。そのために再発作を起こす方が非常に多い病気です。
すこしでも不安な方はいつでもご相談ください!
2020年05月02日