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手術をする前に,ちょっと考えてください!(膝のいたみ③)

こんにちは。院長の屋良です。

 

今回は変形性膝関節症の手術についてお話します。

変形性膝関節症に対し、現在大きく2種類の手術がされています。

 

 

1・脛骨高位骨切り術

 

脛骨という骨を一部切って、角度を矯正します。それによりO脚を矯正することができます。

しかし場合によっては痛みが取り切れない方もいます。

 

 

2・人工膝関節置換術

 

変形性膝関節症により変形してしまった部分を取り除いて、人工関節に入れ替える手術です。

使用する人工関節は障害の程度によって異なります。

障害の程度が比較的軽い場合は骨の表面だけを削って置き換えますが、 膝関節の破壊が進み、障害が著しい場合には、すり減った骨を補充するために複雑な膝関節部品が必要になります。

 

 

これらの手術をすると、痛みが劇的に軽くなる場合があります。しかしそもそも手術というのはどうしても体に負担がかかります。

私もこれまで多くの手術をしてきましたが、手術をしなくても良くなる患者さんもたくさん見てきました。

現在私が思うのは、これらの手術は、もうやれることがない状態に対する最終手段と考えています。

なぜなら、手術をして膝だけ一時的に痛みをとっても、膝に良くない状態を改善せずにいると、どうしても同じような痛みが出たり、今度は膝以外の関節に悪影響が出たりします。

なので、安易に手術をする前に、前回のブログで書いたような保存的治療を行い、膝だけでなく体全体のバランスを整えることが絶対に必要だと思います。

 

 

他院で手術をするように言われて迷っているという方がいましたら、いつでも気軽に相談してください ^ ^

2020年01月29日
変形性膝関節症の治療法とは(膝のいたみ②)
こんにちは。 院長の屋良です 😊
 
今回は ”変形性膝関節症の治療法” についてお話します。
 
手術をしない場合は次の5つが主な治療法となります。
 

1・減量、運動療法(ストレッチ、筋力トレーニング)といった、日常生活上の注意

 

まずはこれが大事です。

前回の変形性膝関節症発生のメカニズムでもお話したように、加齢や運動不足、肥満などにより、膝の内側の筋肉が弱ってくることが、発症の第一歩となります。

なので日常生活上の注意点をしっかりと考え、減量、ストレッチなどを行うことが大事です。

 

2・リハビリにて膝周囲のコンディションを整える 温熱療法など

 

当院では変形性ひざ関節症に対し、リハビリ訓練を行っています。

膝の状態を整え、曲げ伸ばしができるようにすること、筋力をつけることはもちろん大事ですが、膝だけでなく体全体のバランスを整えることも大事になります。

また、低周波、ホットパック、ウォーターベッドなどを組み合わせて患者さんにあった治療も行っています。

 

3・薬物療法 

まずは鎮痛薬の内服や湿布などが大事になります。

これによって炎症を取り、腫れや熱をひかせます。しかしお薬を飲みたくない患者さんにはなるだけ他の方法を選択するようにしています。

コンドロイチンやコラーゲンなどのサプリメントを好まれる方もいますが、効果はまだ科学的に証明されておらず、現在のところ効果がないというのが現状です。

 

4・関節内注射

ヒアルロン酸やステロイドの注射を行っています。

最近の研究では、ヒアルロン酸注射が明らかに膝の変形を抑制することが証明されています。膝が変形していくことを抑える、数少ない治療法の一つです。

その他に痛みが強いときは、安全な量のステロイド剤を注射することで、かなりの鎮痛効果があります。

当院では非常に細い針を用いて注射しますので、痛みは非常に軽いと思います!

 

5・装具療法(サポーターや足底板など)

現在装具治療に関しては、明らかな鎮痛効果や病状の進行抑制などの証明はなされておりませんが、足底板で痛みが軽減する方は多くいます。

このような方法でしっかり治療をしたけれどどうしても治らない場合は手術治療となります。

 

次回は手術治療についても少しお話します。

 

 

2020年01月27日
腰痛に対する漢方治療!
皆さんこんにちは。院長の屋良です!
 
当院では漢方薬をもちいた治療も行っていますが、知識を高めるために、今回漢方の学会に参加しました。
今回は ”腰痛の漢方治療” ということで、私にとって非常に大事なテーマでした!
 
 
 

東洋医学では人体の機能を 、 、  の3つの要素から考えます。

 

は生命を維持するエネルギーに相当します。
は血液に相当します。
 は体液、リンパ液に相当します。

 

健康体では気、血、水のバランスが保たれているため、病気に対する自然な治癒力を維持できます。

しかし、気、血、水 のバランスがくずれると、さまざまな疾患を発症します。

これらのバランスを整え、人間が本来持っている自然治癒力を高めてあげるのが漢方です。

 

最近漢方が注目される理由として、

・西洋医学ではどうしても治らない疾患があること

・東洋医学が自然治癒力を高める、バランスを考えた治療であること

・通常の治療に比べ、副作用が出にくいこと

などが挙げられます。

 

今回も多くの知識を得ることができました。

漢方治療に興味がある方は、いつでもご相談ください ^^

 

2020年01月25日
中高年に多い、変形性膝関節症とは(膝のいたみ①)
こんにちは。 院長の屋良です!
 
皆さんは変形性膝関節症という病気を聞いたことがありますか?
中高年の膝の痛みのうち最も多い病気で、わが国では年間90万人が変形性膝関節症になっています。
女性が男性の約2倍多く、特に60歳以上、太った方に多い傾向がありますが、時々30代、40代でも変形の初期状態の方がいます。
 
 
変形性ひざ関節症の患者さんの主な症状は以下のようなものです。
 
1・膝の内側に痛みがある
2・立ち上がるときに痛みがある
3・あるき出すときに痛みがある
4・O脚がひどくなったと自覚したり、他人に言われるようになった。
5・正座がつらい
6・膝が晴れたり、熱を持ったりすることがある
 
このような症状がある人は注意が必要です。
 
実際のレントゲン写真を見てみましょう
 
 
左が正常な膝の写真ですが、右の写真は変形性膝関節症の写真です。
内側の関節の隙間がかなり狭くなっていて、骨と骨とがぶつかりあっています。
どうしてこのような膝になるのでしょうか?
 
 
膝関節変形のメカニズム
 
1・加齢や運動不足、肥満などにより、膝の内側の筋肉が弱ってくる
2・膝の軟骨がすり減り、半月板が傷つくことにより、クッション機能が低下する
3・軟骨や半月板の摩耗により炎症が起きる
4・関節内に水がたまる
5・膝が腫れたり、熱を持ったりする
6・軟骨がなくなり、骨と骨がぶつかるようになり、変形が進んでいく
 
このようなメカニズムによって膝の変形は進んでいきます。
そして気づいたときには手術をしなくてはいけない方がいます。
そうならないために早めのケアが大事です!
 
特に早期の段階で変形性膝関節症を発見できた方はラッキーだと思います。
なぜなら現在はいろいろな治療法があり、それらで十分に進行を遅らせることができるからです。
 
次回は変形性膝関節症の治療法についてお話します。
 
 
2020年01月20日
フットサルしましょう!

こんにちは。 院長の屋良です!

 
昨日は地域の方々と、フットサルをしました!
日頃の運動不足のせいで、ちびっこたちについていくのが精一杯でした・・
もう少し運動しないと!!
 
でも気持ちいい汗をかくことができて、ストレス発散になりました^ ^
参加された皆さん、お疲れさまでした。
 
 
 
やら整形外科とフットサルで対戦したいという方はいつでもご連絡ください。
スポーツでストレス発散しましょう!!
2020年01月18日
かも肉をいただきました!!
こんにちは。院長の屋良です。
 
先日どんど焼きをした後に、かも肉をさばいて食べる機会がありました。
このかもは、近くの水田に放し飼いにされていたものです。
 
 
 
有機農法として行われる ”かも農法” は、水田にかもを放し飼いすることで雑草や害虫の駆除をさせます。
かもが泳ぎ水が混ざることで、雑草の発生を少なくしたり養分の吸収もよくなるので、化学肥料や農薬を減らすことができ、安全性の高いお米になります。
今回はそのかもをまずは捕まえて、命をいただくことに感謝し、熟成させたお肉をいただきました。
 
まずはかもを炭で焼き、塩コショウで味付けして食べました!
脂が乗ってとても美味しい!! かもは12月中旬以降の寒さが厳しくなってから美味しくなるようです。
 
 
とても貴重な経験をさせていただきました!!
2020年01月13日
どんど焼き!
皆さんこんにちは😃 院長の屋良です。
 
1月12日は地域で「どんど焼き」がありました。
 
「どんど焼き」は、日本全国で行われる伝統行事です。しめ縄や門松などの正月飾りや書き初めを持ち寄って、青竹などで組んだやぐらと一緒に焼き、その火に当たって祈願します。
 
当院には元旦前からしめ縄を飾っていましたので、そのしめ縄を持って行きました。
 
まずは地域の方々と竹で大きなやぐらを組み、そこにたいまつで火をつけて、しめ縄と一緒に燃やしました^ ^
 
 
 
 
思った以上に炎が舞い上がり、盛大な「どんど焼き」となりました!
しっかりと無行息災を祈願してきました!!
2020年01月12日
ヨガで健康的な生活を!
こんにちは スタッフ竹下です ☺
 
冬本番‼️寒くなると運動もなかなかやる気、モチベーションも下がりますよね~~^- ^
 
私はヨガインストラクターの活動もしていますので毎日隙間時間にヨガアーサナは取り入れます。
 
ヨガのアーサナはもちろん、ストレッチ、呼吸法により身体を整えています。
毎日の少しの積み重ねにより、肩こり、頭痛に悩まされていたのですがそれらも解消!
 
呼吸法はヨガでは重要と考えてますので 丁寧な呼吸を意識しています。
お腹 横隔膜 腹横筋を大きく使う腹式呼吸はアロマヨガでも取り入れてます。
腹式呼吸は、ゆっくりと息を吐くことで、自律神経を調節して副交感神経を優位にしたり、全身の筋肉を弛緩させる働きがあり、インナーマッスルも鍛えられます!
代謝が上がれば痩せやすくもなりますよ!
 
 
身体を使う、整えることにより、健康的な生活を送れますね。
毎日の隙間時間運動などにも取り入れてみて下さい。
 
なにかヨガについて問い合わせがありましたら、いつでもおたずねください!(スタッフ 竹下まで!)
 
深い呼吸、 正しい姿勢!!
 
笑顔も多い生活を目指して少ーしずつでも❣️変化しますよ^ – ^
2020年01月11日
老松神社に参拝に行きました

皆さんこんにちは。 院長の屋良です。

 
当院は早良区東入部にあるのですが、氏神様が老松神社となっています。
その老松神社に参拝に行ってまいりました。
 
当院から歩いて3分程で、神社に到着しました。
 
老松神社
 
菅原道真手植えの松を祀っていたとのこと
 
 
御祭神,天滿天神,老松殿,紅梅殿。
 
 
境内には立派な大木があります。
 
 
 
今宮神社
境内の奥にあります。
 
 
菅原道真公が大宰府に向う途中、境内にある今宮神社に参拝された際、松を手植えされたとのことです。
都落ちした自分の無念を「この松が一夜のうちに成長し古木となることがあれば、後年自分の無実が晴れるであろう」と念じて植えると、一夜で老いた松となったそうです。
この松は飛松と呼ばれ、この地の呼び名になったという言い伝えがあります。
道真公の没後、宮司が病気回復の祈願をこの松にしたところ全快したため、その傍らに老松神社が建てられたということです。
とても由緒正しい神社なのですね。
 
私も参拝し、地域に貢献すしたいという強い思いを伝えてまいりました。
なんだか力をもらった気がします!
 
これで明日からの診療もしっかり頑張れそうです!!
2020年01月03日
あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

院長の屋良です。

 

今年もやら整形外科をよろしくお願いいたします。

 

当院の診療は1月4日(土曜)から始まります。

令和2年は、さらにパワーアップしたやら整形外科で、皆様をお待ちしております。

今後とも宜しくお願いいたします。

 

令和2年1月  やら整形外科 院長 屋良貴宏

2020年01月02日