こんにちは! 院長の屋良です😊
皆さん湿布を使ったことはありますか?
湿布は市販されているため入手しやすく、使いやすいため、多くの方に使用経験があるのではないでしょうか?
しかし、きちんと正しく使えているのか、気になることはありませんか?
患者さんからよく聞かれる質問として、「湿布は何時間効きめがあるの?」 「いつ貼っていつはがせばいいの?」 などがあります。
今回は、湿布薬の正しい使い方についてまとめたいと思います。
湿布の効き目は何時間ぐらい?
よくある質問の一つです。
湿布薬を作用時間で分類すると2つに分けられます。用法に注目すればわかるのですが、「1日1回貼付」のものと「1日2回貼付」のものとに分けられます。
1日1回貼るタイプのものを半日貼って剥がしても、成分の多くは皮膚にすでに浸透しているため、はがした後も効果が持続します。
当院で出している湿布は、主に「1日1回貼付」のものです。このタイプであれば、大体8〜10時間くらい貼れば成分の多くは皮膚に浸透し、はがした後も効果が持続します。
1日1回貼付(1日持続)
・モーラステープ
・モーラスパップxr
・ロキソニンパップ/テープ
・ロコアテープ など
1日2回貼付(半日持続)
・モーラスパップ
・アドフィードパップ
・セルタッチパップ/テープ など
湿布はいつ貼るのがいいの?
一般に湿布を貼るのはお風呂上がりがいいと言われています。
皮膚の汚れや油分が洗い流された状態なので湿布がしっかりと吸着し、かぶれも起こりにくくなります。また、体が温まり、血行が促進されている状態だと湿布が効果を発揮しやすいのもメリットです。
汗をかいている場合は少し時間をあけて、落ち着いてからにしてください。
湿布薬はいつ剥がすべき?
湿布薬はいつ剥がしていますか?
次の湿布を貼る直前まで前の湿布を貼り続けている人がけっこう多いです。
実は湿布薬ってずっと貼り続ける必要はないのです。
1日1回貼り替えタイプであれば、大体8〜10時間くらい、1日2回貼り替えタイプであれば4〜6時間でokです。
なので、お風呂上がりに貼った場合は、朝起きたときに剥がすぐらいがいいのではないかと思います。
皮膚が弱くかぶれやすい方などは皮膚への負担を軽減するためにも早めに剥がした方がいいです。
湿布の副作用は?
安全な薬である湿布にも副作用があります。なので正しい使い方が大事なのです。
1・皮膚炎・皮膚のかぶれ
薬剤や添加物が皮膚に接するため、それが刺激となって皮膚炎を起こしてしまう事があります。
湿布を使用する際は皮膚が炎症を起こしていないか注意してください。
2・光線過敏症
湿布の中で有名なものとしてモーラスという湿布薬があります。有効成分にケトプロフェンという物質を使用している湿布なのですが、このケトプロフェンについては紫外線に対して注意する必要があります。
ケトプロフェンが浸透している皮膚に紫外線が照射される事で過敏症が起きてしまう事がありますので、注意が必要です。
3・温湿布によるかぶれ
温湿布が好きな方も多いと思います。
しかし、温湿布に含まれているトウガラシエキスの皮膚に対する刺激が強いため、お風呂上がりに湿布を貼る場合、最低でもお風呂上がり30分くらい経ってから貼るようにしてください。あまり血行がいい状態で貼るとかぶれてしまう可能性があります。
まとめ
今回は湿布薬の使い方や注意点についてまとめてみました。
湿布薬の特徴や意外と知られていない注意点なんかもあったのではないかと思います。
湿布薬は身近な薬だと思いますので、使い方を理解して安全に使用してくださいね。
こんにちは、院長の屋良です😊
今回は以前も説明しましたが、当院にも多くの患者さんがいる、”成長痛”についてです。
最近成長痛の患者さんが多く来院されます。
成長痛という言葉はよく聞きますが、どういう病気なのか、そもそも病気なのか、はっきりしない方が多いと思います。
今回は、成長痛の症状、原因、対処法などについて説明します!
お子さんにこんな症状はありませんか?
- 夜や寝ている時、急に足の痛みを訴える
- 夜、痛みで泣き出してしまう程でも、翌朝には元気に走り回れる
その痛み、もしかしたら「成長痛」かもしれません。
成長痛とは?
「成長痛」とは、
“成長期の子どもの足(膝、すね)の痛み”として、広く使われています。成長障害とは違います。
成長痛の症状
-
- 夕方、夜に痛みを訴える
- ずっと痛い訳ではなく、月1~2回、週1~2回など不定期に痛む
- 遊んでいる時や学校、幼稚園は、痛みの訴えが少ない
- 両親がさすってあげる、触ってあげると痛みが消えることがある
成長痛の原因
痛みの原因は今のところはっきりしていません。
しかし、成長痛の原因には、ストレスが関係していると考えられています。
3歳~5歳頃は、親御さんと一日中一緒だった乳幼児期とは異なり、自分でやらなければならないことも増え、ストレスが溜まる時期です。
さらに、小学生(6~11歳)になれば友人関係や学校の先生との関係、習い事へのストレスが足の痛みとして現れることがあるのです。
また、幼児期・学童期は足の発達が未熟な時期でもあります。日中たくさん走り回って活動すると、意外と筋肉が疲労するため、夕方~夜間になると、足の痛みやだるさが現れることも原因の一つとされています。
成長痛の対処法
-
- マッサージをしてあげる
- 湿布をはる
- お風呂に入って温め、痛い・不快感のある部分を優しくさする
しっかりと親子のスキンシップをとりましょう!
気になる方はいつでもご相談を!