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膝の水を抜くとくせになるのか?

皆さんこんにちは。 院長の屋良です😊

 

以前、「膝の水を抜くとくせになる?」というブログを書いたところ、かなり反響がありましたので、もう一度説明させていただきます。

 

このブログを読むと、

 

膝の水はなぜ溜まるか?

水を抜くとくせになるのか?

そもそもなぜ水が貯まるのか?

水を抜く注射は痛いの? ←これはとても重要!^^

 

がわかります😊

それではどうぞ!!

 

 

皆さんの中には、病院に行って「膝に水がたまってますね」と言われたことのある人、結構いるんじゃないかと思います。

膝に水がたまると、膝に痛みがでてきてはれぼったくなり、曲げ伸ばしが不自由になります。

「水がたまっているから抜きましょう」と私が言うと、水を抜くと癖になるんじゃないですかとおっしゃる方がたまにいます。

実はこれは大きな誤解です!! 今回は膝に水がたまる病気について話をしたいと思います。

 

 

なぜ水が貯まるのか?

 

何らかの理由で関節に炎症が起きると、その炎症に伴って関節液が生成されます。生成されたはいいものの関節液の逃げ場がない場合、溜まった関節液のせいで膝が腫れてしまいます。

関節液の中には軟骨のかけらや炎症を起こす成分が含まれていることがあり、どんどん痛みが強まることがあります。

 

水を抜くと癖になるのか?

 

そんなことはありません。水が溜まるのは膝関節に炎症が起きた結果みられる症状であり、炎症が続けば、水を抜いても抜かなくてもたまり続けます。

水を抜く目的は、水がたまることによって起きる痛みや重だるさの改善、水の中にある炎症の原因物質を取り除くために行います。

水を抜き、さらに炎症をとめるための薬を注入することで、たまりにくくなると思います。

 

水が貯まる病気にはなにがある?

 

変形性膝関節症;関節内で軟骨が傷つき炎症がおきると関節液が生成され、その逃げ場がない場合、水がたまります。

膝のケガ(骨折、捻挫など)、使いすぎによる炎症:関節の中が傷ついて出血を起こし、水や血がたまることがあります。

痛風、感染など:膝に強い炎症(痛風や偽痛風)が起きた場合や、関節内にバイ菌が入った場合は、熱を持って赤く腫れ上がります。この場合は痛みも強烈です。

水を抜くことは、治療だけでなく、これらの鑑別診断となることもあります。

 

水が溜まっているかどうかはどうしたらわかる?

 

膝のお皿の上がぶよぶよしてきます。それが水がたまっているサインです。

当院ではさらにエコーで水の有無と量を確認し、抜くがどうか患者さんと相談します。

 

水を抜く注射は痛いのか?

 

当院での注射は痛みが少ないという方が多くいらっしゃいます。おそらくそのポイントは2つあります。

1つは、なるだけ細い針をもちいて注射しているということ

そしてもう1つは、しっかりと患者さんに愛情をもって水を抜いているということ!😊

これが痛みが少ない理由ではないでしょうか?^ ^

 

 

 

 

もし膝に水が溜まっているのではという方がいましたらいつでもご相談を!!

 

2020年06月07日
雨の日は関節の痛みが増す?
こんにちは 院長の屋良です 😊
 
6月になりました!
コロナはだいぶ落ち着きましたが、今度は梅雨が来ますね!
5月に比べて雨が多くなり、スッキリしない天気が続くことと思います・・・
 
そしてこの時期、特に雨の日や雨の降りそうな日に患者さんが、「天気が悪いので関節が痛い」とよくおっしゃいます。
これはほんとうなのでしょうか? 気のせいでしょうか? 今回は天気と関節痛についてお話します。
 
 
 
天気が悪くなる前に「ひざが痛い」「腰が痛い」といった症状を訴える人が増えるという事を耳にしたことはありませんか?
人によっては天気予報よりも正確に関節痛で予報することができる人もいます・・
 
昔から気圧の変化が我々の体に影響を及ぼすことは一般的に知られています。このような気象の変化により症状が出やすい病気を総称して「気象病」と呼び、”天候の変化”により現れたり、強くなる痛みには”天気痛“という名前がついていて、科学的にも研究されているのです。
 
さらに海外の論文で、「高い湿度、強風、低気圧の3つの条件が揃う日には、平均的な天候の日と比べて強い痛みを感じる確率が20%高い」ということも明らかになってます。
やはり天候と関節痛には関連性があるのです!
 
なぜ天気が悪いと痛みが増すの?
気圧が変化すると、体がそれに順応しようとして、血圧が上がったり心拍数が増えたりします。
この状態は交感神経優位と考えられ、血管収縮、アドレナリンの放出などが痛みの反応を高め、痛みが増すと考えられます。
気圧が一定に保たれてくれと、血圧、心拍数は落ち着き、痛みもおさまります。
いろいろな説がありますが、現在はこの説が信憑性が高いようです。
 
どう対処する?
天気の悪い日が続くとき、以下のような対策法があります。
 
1・入念なストレッチ
いつもより入念に体を動かしてあげるといいと考えます。
膝の屈伸運動やアキレス腱伸ばし、ふくらはぎのマッサージなど多くの方法があります。
これを朝昼晩、しっかりとするだけでも違いがあります。
特にふくらはぎのマッサージは血流を良くする効果がありますので、非常に効果的です!
 
2・入浴する
血行を良くするという意味では入浴もおすすめします。
特に天気が崩れそうな日の前日にはしっかりと入浴することをおすすめします。
とにかくリラックスして交感神経を落ち着かせてあげるといいですね。
 
3・軽い運動
軽めな運動も勧められています。
本当は散歩やジョギングがいい場合がありますが、雨の日はなかなかできません。
そんなときは下の図のように、負担のかからないスクワットがいいかと思います。
さらにデスクワークをしているときはかかとの上げ下げ運動も効果的だと思います。
(先月私がテレビでおすすめした運動です^^)
  
 
他にもいろいろな対処法がありますので、いつでもご相談ください!
6月を気分良く乗り切りましょう!! 😊
2020年06月01日
ランニング時に膝の外側が痛みませんか?
初めまして、理学療法士の緒方です 😊
 
自粛期間が続く中、気分転換でランニングをされている方も多いと思います。
しかしいきなり走ったりすると、膝の外側に痛みが生じることがあります。
そこで今回はランニングなどが原因で起こりやすいランナー膝(別名:腸脛靭帯炎)についてお話ししたいと思います。
 
ランナー膝(腸脛靭帯炎)とは?
腸脛靭帯炎とは文字通り、腸脛靭帯という組織の炎症で、走っているときに膝の外側に痛みが出ます。
腸脛靭帯は太ももの外側に位置しており、腸骨から脛骨の間を結合させている組織です。
ランナー膝は、ランニングなど膝の屈伸を繰り返すスポーツで、腸脛靭帯が大腿骨の外側との間で摩擦を生じて膝の外側に炎症をもたらす病気です。
ある一定距離を走ると痛みを生じることや、下り坂を走る時に痛みを増すのが特徴です。
 
 
ストレッチ法について
ランナー膝に対するストレッチとして以下のものがあります。
 
 
1、立った状態から伸ばしたい方の脚を後ろに引きます。
2、後ろに引いた脚に全体重をのせ、上半身を引いた脚側へ捻ります。
※この時に腸脛靭帯が伸びていることを意識することがポイントです。
 
 
1.左膝が悪い場合
 
2.体を後ろに捻り、膝外側を伸ばします
 
 
また、腸脛靭帯に沿ってラップの芯などで上下に転がすことによって、腸脛靭帯を伸ばすこともできます。
これらの道具がないときは、手でしっかりマッサージしてもいいです。
 
 
運動をする前のストレッチはとても大切です。
ジョギング、ランニングをされる方は今回紹介したストレッチを試してみてください。
また、ランニング中に痛みが出てきたときもこのストレッチは有効です!
 
不明な点がありましたらいつでもご相談ください!
2020年05月30日
「足の裏の痛み」それは足底腱膜炎かも?
こんにちは、理学療法士の木本です 😊
 
 
みなさんは、朝起きたときのかかとの痛みや、歩きすぎた後、ランニング後の足の裏の痛みを経験したことはありませんか?
それは「足底腱膜炎」かもしれません!!
 
足底腱膜炎とは
足の裏に付いている足底腱膜(青色の部分)に繰り返し負荷がかかる事で炎症が起こる疾患で、長距離ランナーや長年の繰り返される負荷により起こるとされています。
 
 
 
症状は?
・朝起きた時の1歩目のかかと部痛み
・立ち上がり、階段の昇り降り、ランニングやジャンプをした時の踵の内側の痛み
が特徴とされています
 
 
ストレッチやマッサージ
前述した様に、その足底腱膜に負荷がかからないように、「足底腱膜自体の柔軟性を増加」させたり、足底腱膜にかかる負担を減らす為に「ふくらはぎの筋肉をほぐす事」が大切になってきます。
当院では超音波治療やお薬処方などもしていますが、ストレッチがとても有効です。これらのストレッチはお風呂に入った後や、寝る前、朝起きたときにおこなうのが効果的です。
いくつかストレッチを紹介しますね!
 
(1)足裏コロコロ
床に直接ラップの芯やボールをおいて足裏でコロコロしていきます。(無い人は手で足の裏を優しく押してあげるのでも大丈夫です)
しっかりほぐしてあげるようにしてください!
 
 
 
(2)マッサージ
ふくらはぎの筋肉である「腓腹筋、ヒラメ筋」をマッサージしてあげましょう
ここは「第2の心臓」と言われており、血流を全身におくるポンプ機能もあるので、代謝も上がりいい効果が期待できます!
  
 
その他にも疑問点やご相談がある方は当院へご来院ください。
早めの治療が故障を防ぎます!!
 
 
 
2020年05月28日
開院1周年を迎えました!
皆さんこんにちは😊
 
当院は、5月15日で無事に開院1周年を迎えることができました。
当院を支えてくれている地域の皆様、関係者の方々、スタッフのみんな、本当にありがとうございます。
 
思えばあっという間の1年だった気もしますが、いろいろな事があった1年でもありました。
 
当院に関わるすべての方に健康と笑顔を」という理念のもとに当院は昨年5月に開院し、地域に根づいて信頼されるクリニックになるという気持ちを持ってやってまいりました。
 
しかしまだまだ発展途上な当院です。当院ができたことで地域の方々に喜んでいただけているだろうか? 私は今まで以上に地域に密着し、必要な存在となれるように頑張っていこうと思っております。
 
昨日はスタッフがサプライズの 「1周年記念会」 をしてくれました。
外出自粛のため、院内でみんなで盛り上がりました。私の似顔絵ケーキも本当に美味しかったです。
 
本当に良いスタッフに恵まれたなと思い、涙が出そうになりました^^
 
 
これからも多くの方々を笑顔にできるように日々努力してまいります。
2年目のやら整形外科もよろしくお願い致します!
2020年05月16日
明日で1周年です^^
皆さんこんにちは。院長の屋良です😊
 
コロナの勢いもだいぶ弱まってきましたね!
福岡県ももうまもなく自粛解除ということで嬉しく思います^^
 
当院は令和元年の5月15日にオープンしました。
明日でちょうど1年になります。
当院を支えてくれている皆様本当にありがとうございます!
 
1周年を記念して、「やら整形外科1周年記念タンブラー」 を置いていますので、ご自由にお持ち帰りください。
 
2020年05月14日
当院がテレビで紹介されました!
皆さんこんにちは。 院長の屋良です😊
 
本日、TNCのももち浜特報ライブという番組で、当院が紹介されました。
 
コロナによる外出自粛中に行うべきストレッチや運動について、説明させていただきました。
特に当院においてある「あしふみ」をつかった運動をすることで、血流がよくなり免疫力が上がるという話をしました。
 
外出自粛ももう少しです。
みんなで免疫力を上げて、この危機を乗り越えましょう!!
 
 
 
 
< 待合室のテレビで、みんなで楽しく見ました😊 >
2020年05月12日
新たに理学療法士が入りました!

皆さんこんにちは。院長の屋良です😊

 

当院はまもなく 「 1周年 」 を迎えます。

色々ありましたが、当院を支えてくれている多くの方々のおかげでここまで順調に進んでくることができています。

 

そして今回・・・・

 

新たに3人の理学療法士が入職することになりました!!

 

 

非常に優秀で、やる気があって、元気まんまんの3人です😊

多くの患者さんを、健康で笑顔にしてくれると思います!!

 

 

これで当院の理学療法士は6人体制となりました。

林主任を中心に、より強力な理学療法士の集団になってくれることでしょう!

2020年05月11日
烏山先生が見学にこられました

こんにちは。院長の屋良です😊

 

本日は当院に、長崎で7月に開業される烏山先生が見学に来られました。

からすやま整形外科」を開業されるとのことですが、非常に優しそうな先生で、患者さんに慕われることだろうと思いました。

 

私も負けずに頑張ろうと思います!!

 

烏山先生、患者さんの笑顔のためにお互い頑張りましょう!!

 

 

2020年05月09日
ビール好きは要注意 「 痛風! 」
皆さんこんにちは。院長の屋良です😊
 
最近はだいぶ暖かくなってきましたね。
コロナ自粛はあるものの、マスクをして散歩などをするのにはいい季節です。
汗をかいたあとにビールを飲むのが大好きな人もいるのではないでしょうか?
当院のスタッフにも何人かいます(笑)
 
 
ビールが美味しいこの季節、注意すべきは 「痛風」  です!
 
 
痛風とは?
 
体内で尿酸が過剰になると、関節にたまって結晶化し、炎症を引き起こして腫れや痛みを生じます!
風が吹くだけで激しい痛みを伴うことから痛風と名づけられたと言われています。
多くの場合、痛風発作が起こる少し前にはむずむずするような違和感を伴います。
 
痛みの部位としては、足の親指の付け根に激しい痛みが起こるのが特徴ですが、その他、足関節、膝関節、手関節、肩関節などに痛みが出ることもあります。
典型的な痛風発作では痛みが激しく、歩行困難になることも少なくありませんが、7日前後で軽快します。
 
 
原因は?
 
血液中の尿酸値が上昇すると、関節内に尿酸塩結晶が生じます。この結晶を白血球が処理する際、痛風発作が発症します。
高尿酸血症状態が続くと尿酸結石が腎臓に生じ、腎機能が悪化することもあります。
若い男性によくおこります。
 
高尿酸血症の原因は様々です。
プリン体が多く含まれる肉などの食品やビールなどアルコール飲料の摂り過ぎが、よく知られた発症要因の一つです。
その他、暴飲暴食・肥満・激しい運動なども主な原因となります。
 
 
予防と治療!
 
菜食を主とした食生活に切り替え、尿酸が体内で出来ないようにするか、内服薬で血中尿酸値をコントロールしなければなりません。
 
尿酸値が上がりやすい食事は、まずはなんと言ってもビールなどのプリン体を多く含むお酒です。さらに、肉(特に内蔵)や魚の干物やエビなども取りすぎると危険です。
逆に上がりにくい食事は、焼酎やウイスキーなどの蒸留酒、野菜やチーズなどです。
また、しっかりと水分を取ることも大事です。
 
 
発作時の治療には、消炎鎮痛薬を用います。関節内の痛みが強いときは局所麻酔剤入ステロイド注入も効果的です。
痛風発作が治まってから、尿酸値をコントロールする薬を服用します。
痛風の発作が起こらないからといって、薬を勝手にやめてはいけません。そのために再発作を起こす方が非常に多い病気です。
 
 
 
すこしでも不安な方はいつでもご相談ください!
 
 
2020年05月02日