みなさんこんにちは。院長の屋良です😊
3月になりました!
最近少しずつ暖かくなってきましたね。
このように気候が良くなってくると、スポーツやジョギングなどを始める方も多いのではないかと思います。
私も最近暖かい日はジョギングの量を増やしていますが、私のように(笑)急に走ったりすると膝を痛めてしまうことがあります。
さらには「膝に水がたまってしまう方」も多くいます。
皆さんの中にも、病院に行って「膝に水がたまってますね」と言われたことのある人、結構いるんじゃないかと思います。
膝に水がたまると、膝に痛みがでてきてはれぼったくなり、曲げ伸ばしが不自由になります。
「水がたまっているから抜きましょう」と私が言うと、「水を抜くと癖になるんじゃないですか」とおっしゃる方がたまにいます。
実はこれは大きな誤解です!!
以前も一度お話しましたが、今回は膝に水がたまる病気について話をしたいと思います。
なぜ水が貯まるのか?
何らかの理由で関節に炎症が起きると、その炎症に伴って関節液が生成されます。生成されたはいいものの関節液の逃げ場がない場合、溜まった関節液のせいで膝が腫れてしまいます。
関節液の中には軟骨のかけらや炎症を起こす成分が含まれていることがあり、どんどん痛みが強まることがあります。
水を抜くと癖になるのか?
そんなことはありません。水が溜まるのは膝関節に炎症が起きた結果みられる症状であり、炎症が続けば、水を抜いても抜かなくてもたまり続けます。
水を抜く目的は、水がたまることによって起きる痛みや重だるさの改善、水の中にある炎症の原因物質を取り除くために行います。
水を抜き、さらに炎症をとめるための薬を注入することで、たまりにくくなると思います。
水が貯まる病気にはなにがある?
変形性膝関節症;関節内で軟骨が傷つき炎症がおきると関節液が生成され、その逃げ場がない場合、水がたまります。
膝のケガ(骨折、捻挫など)、使いすぎによる炎症:関節の中が傷ついて出血を起こし、水や血がたまることがあります。
痛風、感染など:膝に強い炎症(痛風や偽痛風)が起きた場合や、関節内にバイ菌が入った場合は、熱を持って赤く腫れ上がります。この場合は痛みも強烈です。
水を抜くことは、治療だけでなく、これらの鑑別診断となることもあります。
水が溜まっているかどうかはどうしたらわかる?
膝のお皿の上がぶよぶよしてきます。それが水がたまっているサインです。
当院ではさらにエコーで水の有無と量を確認し、抜くがどうか患者さんと相談します。
水を抜く注射は痛いのか?
当院での注射は痛みが少ないという方が多くいらっしゃいます。おそらくそのポイントは2つあります。
1つは、なるだけ細い針をもちいて注射しているということ
そしてもう1つは、しっかりと患者さんに愛情をもって水を抜いているということ!😊
これが痛みが少ない理由ではないでしょうか?^ ^
もし膝に水が溜まっているのではという方がいましたらいつでもご相談を!!
それとジョギングを始めるときはしっかりと膝のストレッチをしてくださいね!
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