皆さんこんにちは。院長の屋良です。
先日、”ケーブルテレビ福岡”さんの取材がありました。
当院に置いている、”あしふみ”という健康器具について話しました。
後日テレビで放送されますので、興味がある方は見てくださいね!
ケーブルテレビ福岡の皆さん、ありがとうございました。
みなさんこんにちは。 院長の屋良です!
まだまだコロナ禍が続く今日このごろですが、皆さん元気に過ごしていますか?
私は3回目ワクチンを受けてだいぶ経ちましたが、しっかりと気を引き締めて毎日を過ごしたいと思っています。
今回は非常によくある、「肩の痛み」についてお話します。
よく、「四十肩、五十肩はほおっておいても治る」と聞きますが、本当にそうでしょうか? 残念ながら答えは「ノー」です!
ほおっておくことで、”関節が固まってしまい、治療に長い時間を要すること”になってしまいます。
よって、早めに痛みを改善させ、固まらないうちに動きを良くすることが望まれます。
●四十肩、五十肩って結局どういう病気?
肩が痛いときに、「それは五十肩だ!四十肩だ!」という方が多くいらっしゃいますが、実際どういう病気なのかご存知でしょうか?
肩関節や関節周辺の筋肉が炎症をおこしたりすることにより、肩に痛みがあり、関節が固まってしまって腕が上がらない症状の総称を五十肩(四十肩)といいます。
先程も言いましたように、「四十肩は放っておけば治る」とおっしゃる方がいますが、残念ながらこれは大間違いです・・
早めの疼痛改善と、固まらないうちに動きを良くすることが大事です!!
●五十肩の症状
初期症状として、肩関節の違和感から始まり、肩を動かすときの痛みが少しずつ出てきます。
特に肩をひねったときの痛みや、後ろのものを取ろうとしたとき、不意に動かしたときの痛みなどが出てきます。
進行すると普通に腕を上げることもできなくなります。
そして特徴は「夜間痛」です!
肩の痛みの特徴として、夜寝ていて痛みで目が覚める「夜間痛」があげられます。
●原因は?
肩関節は上腕骨、肩甲骨、周辺の筋肉、関節のふくろなどから構成され、これらが協力してスムーズな動きが得られます。
五十肩(肩関節周囲炎)の主な原因は、この筋肉や関節のふくろに炎症が起こる事にあります。炎症が起こると痛みになり、それをほうっておくと癒着してしまい動かなくなります。
炎症により筋肉の付着部に石灰が沈着してしまうこともあります(これは激痛です!!)。
●治療法は?
治療の目標は、
①肩の動きを改善させて、腕がスムーズに上がるようになること
②痛みを取ること、特に「夜間痛」を取ってあげること
です。
まずは内服薬や湿布などを使って炎症を取ります。
さらに必要な場合は、肩関節にヒアルロン酸やステロイド薬の注射をし、痛みと癒着を改善させます。
関節の炎症がとれてきたら、リハビリでじっくり肩関節の動きを改善していくのが効果的です。
動きの改善が得られると、夜間痛も改善していきます。
料金について
例:
初診診察+肩関節レントゲン+肩関節ステロイドまたはヒアルロン酸注射
→3割負担 約2200円 1割負担 約750円
再診+リハビリテーション
→3割負担 約780円 1割負担 約260円
●予防法、ストレッチについて
痛みが少し改善してきたら、最も大切なことは、肩をしっかり動かしていくことです。
痛いから全く動かさないという方もいますが、癒着してしまうとなかなか大変です・・ゆっくりと肩を回したり、振り子のようにうでをぶらぶらさせてみたり、インナーマッスルを動かしてみたり、多くのストレッチ法がありますのでご相談ください。
特にお風呂上がりなど、血流のいいときにすると効果的です。
肩の痛みが続いている期間、肩が上がらない期間が長いほど、治療期間も長くかかってしまいます。
しかししっかりと治療していくと、多くの方が改善に向かいますので、早めに医療機関の受診をお勧めします。