皆さんこんにちは。院長の屋良です。
みなさんワールドカップは見てますか?⚽️
日本代表の大活躍は本当に嬉しい限りですね!
私は学生時代サッカーをしていたので、本当に嬉しく思います。
ドイツ、スペインにまさかの勝利! 当院にも私のサムライブルーユニフォームを飾っています。
しばらくは寝不足で体調不良の方もいるかと思いますが、4年に一度の事と思い、楽しんでいきましょう!
サッカーにまつわる話題として、今回はサッカー少年におこる”足の痛み”についてお話しします。
サッカー少年に慢性的な障害が増えている!
サッカーをする上で避けて通ることができないのが、ケガをしてしまうことです。
もっとうまくなりたい! 試合に出たい!将来はプロになりたい!という気持ちが強すぎた結果、ケガを抱えながらもプレーする子どもたちも多いようです。
当院にもよくサッカー少年が足を痛めて来ます。
軽い捻挫や打撲から、骨折まで幅広い疾患で来られますが、一番多いのは、練習し過ぎによる足の痛みです。
今回は特に、
最近のスポーツ少年・少女における故障の傾向、
故障してしまった際の効果的な休み方、
故障してしまったことは必ずしもマイナスだけではないということについて話します。
最近は少年サッカーでも、勝利至上主義のチームが多く、練習のしすぎでケガをする子が増えているように思います。
特に昨今のコロナ禍以降、長期の休み明けにいきなりハードにサッカーをし、故障する子が多いように感じます。
なかでも問題なのが、スポーツ少年・少女の中で慢性的な障害を持つ子が増えていることです。
サッカー少年で多い病気は?
膝:オスグッド病
かかと:シーバー病
すね:シンスプリント
アキレス腱:アキレス腱周囲炎
足の甲:中足骨疲労骨折
股関節:グロインペイン症候群
などです。
これらは過度なトレーニングによってひきおこる病気です。
痛みが出たらどうする?
痛みが出たら、無理をせずにトレーニングを休むことが必要ですが、休むだけでは根本原因の解消にはなりません。
痛みが出たらまずサッカーをするのはやめましょう。実はここがかなりハードルが高い場合があります。
子供が休みたくないこともありますが、サッカーのコーチや監督が休むのをよしとしない場合が多いのです。
ここをなんとかクリアしてもらいたいです。でないと取り返しのつかないことになります。
でも、ただ安静にするのもよくありません。休んでなにもしないでいると筋肉が落ちますし、痛みの原因を改善しないと、休んだことで体が弱っているのでトレーニングに復帰してもまた痛みが出るという悪循環に陥ってしまいます
痛みが出たらまずは整形外科に行き、しっかりと痛みの原因を確かめ、そこで理学療法士と一緒に痛みのもとを改善するトレーニングをすることが大事です。
そうすることで、痛みが出る前よりも、レベルアップして復帰することができます。
ケガする前よりレベルアップ!
ケガをしたことで自分の弱点に気がつくことがあります。
からだのバランスが悪かったこと、からだの柔軟性がなかったこと、十分な筋力が足りてないことなど様々です。
さらに片方の足にだけ負担がかかっている場合などもあり、それはケガしてはじめて分かる場合が多いのです。
そこを補うトレーニングをし、ケガする前よりもさらなるレベルアップをして復帰していきます。
大事なのは痛みの原因に目を向けて、サッカーを休んでいる間に、改善のためのトレーニングをすることです!
子どものときに痛みを抱えてプレーしたり、正しい体の使い方ができないと、ケガや障害につながってしまいます。
ただ、一度もケガをせずにサッカーを続けているという子はめったにいません。
無理をさせずに、正しい体の動かし方を身につけることが、ジュニア年代ではとくに重要だと思います!
ケガをポジティブにとらえよう!
ケガをマイナスなものととらえず、自分の成長の機会ととらえてみてください。これはかなり重要なポイントです。
しっかり休息をとり、もしケガをしてしまったとしてもそこで落ち込んでしまうだけにせず、前を向いて進んでいきましょう。
これはジュニア世代でスポーツをしてく上で、サッカー選手としてだけでなく、人として成長する上で大切なことなのです。
そのことをケガした本人だけでなく、そのご両親やコーチ、監督さんにもお伝えしたいです。
ケガをしないことが一番ですが、もしケガをしてしまったとしても、良いきっかけととらえて、治療やトレーニングに前向きに取り組んで行きましょう!
そしてケガする前よりもさらに体も心もレベルアップしてくれると嬉しいです!
HPはこちら
逆に少し控えた方が良い食品として、加工食品や食塩、カフェイン、アルコールなどがあげられます。
その理由として、細かい振動が繊維軟骨の再生を促し、さらに関節に負荷をかけずに運動することができるので、股関節がスムーズに動くようになるというものです。
しかし・・・この効果が出るには、貧乏ゆすりを長時間することで、股関節にマイクロモーションという刺激を与えなければなりません。
実際私もしてみましたが、長時間貧乏ゆすりをやろうとしてもあまり長くは続きません・・・
そこで、当院が推薦している健康器具として以前もご紹介しましたが、” あしふみ ”という道具があります。
これは、座ったままで有酸素運動ができ、なおかつ効果的な”貧乏ゆすり”のような運動ができる道具です。
こんにちは。院長の屋良です。
最近当院には、股関節痛を訴える患者さんが多くいらっしゃいます。
股関節痛にはお薬を飲む方法や注射をする方法がありますが、基本的には運動療法で治すべきだと思います!
そして、運動療法は多くの股関節痛を軽減させることができます。
今回は、股関節痛に対する「4つの運動療法」について解説します。
4つの運動とは、
姿勢を矯正する
「①骨盤セルフ調整」
「②かかと着地歩行」
股関節周辺の筋肉を強化する
「③ヒップリフト」
「④梨状筋エクササイズ」
この4つです。
「①骨盤セルフ調整」と「②かかと着地歩行」はどちらも傾いた骨盤を調整することが目的です。
変形性股関節が進行すると、股関節の痛みを抑えるようにして前かがみの姿勢になることが多く、骨盤が傾いた状態が継続してしまいます。
骨盤が傾いた状態が続くことで、脊椎も前のめりになってしまい、さらに骨盤の傾きが戻りづらくなります。
骨盤が傾いた状態では、おしりの方にある筋肉を引き伸ばし、骨盤前面の筋肉を硬直させてしまいます。
すると、股関節の可動域が制限されてますます動けなくなり、変形性股関節症の改善が難しくなるのです。
脊椎を支えるのは骨盤であり、骨盤を支えるのが股関節です。
股関節と脊椎は相互に作用しあっていて、一方が悪くなるとさらにもう一方も悪くなるという悪循環に陥りやすくなります。
骨盤セルフ調整を行っても、最初はあまり思うように動かないかも知れません。
毎日少しずつ取り組んで骨盤が正しい位置になるように努めましょう。最終的にはずっと骨盤が正しい位置にあることが理想です。
また、ウォーキングはリハビリで最も有効な運動です。骨盤が正しい位置でウォーキングをすれば、生活の質が高まることが期待できます。
骨盤の位置を正すことと並行して、股関節を支える筋肉を強化したり、固まっている骨盤前面の筋肉を柔軟にしたりすることも大切です。手軽にできる運動として「③ヒップリフト」と「④梨状筋ストレッチ」をご紹介しましょう。
筋肉が伸びやすいのは、血流が良くなっているお風呂上がりです。
運動するタイミングとして、朝・お風呂上がり・就寝前をおすすめしています。
最初から3回行うのではなく、少ない回数から始めて少しずつ回数を増やすように意識しましょう。毎日継続して取り組むことが大切です。
どんな保存療法も、早めに取り組めばそれだけ効果が高まります。
変形性股関節症も例外ではありません。保存療法が効果的であれば、最後まで人工関節を避けることも可能です。
股関節に少しでも違和感があれば、いつでもご相談ください。
こむらがえりは筋肉が過剰に収縮して激痛が起こる症状で、医学的には有痛性筋痙攣といわれています。
みなさん、こんにちは!理学療法士の齋藤です。
7月になり来院されている患者様から、小学校などで運動会についての話や、部活の試合やリーグ戦も本格的に始まる、とのお話を近頃良くお聞きします。
そこで、今回は運動などの際に受傷することが多い、「足関節捻挫」について話をします!
“捻挫”について
足首(足関節)の捻挫は発生頻度も高い傷害であるとされ、スポーツ活動中に発生する足関節捻挫はスポーツ傷害全体の45%を占めるとの報告もあります。1)
しかし、実際には医療機関を受診せず、後に述べる多岐に渡る後遺症を呈していたり、足首の痛みが慢性化しているケースも多く見受けられます。
捻挫に伴う“後遺症”とは!?
前述した様に、捻挫後の後遺症は腫れや痛みの残存だけで無く、痛みに伴う競技レベルの低下、固有感覚の低下など多岐に渡ります。
ある研究によると、足関節捻挫受賞後1年半から4年後に足関節に疼痛、弱さ、不安定感、腫脹(腫れ)などの後遺症が1つまたは複数存在していた患者は70%であった2)との報告もあります。
また、近年、捻挫を受傷後、足関節が慢性的に不安定になる病態として慢性足関節不安定症(Chronic Ankle Instability:CAI)と呼ばれる病態についての報告も多くみられます。
CAIは初回捻挫の受傷後、40〜75%の割合で発症すると報告3)されており、いかに捻挫後に適切な処置を受けるかが重要と言えます!
骨折を伴うことも...
当院にも小学生以下での捻挫の患者さんが多く来院されます。
小児期における足関節内がえし捻挫の特徴として、足首の外側に靭帯の付着部位や骨化が未熟な影響から、靭帯付着部の剥離骨折や腓骨という骨の骨折を伴うことも多くあります。
“捻挫”をしてしまった後の適切な処置とは??
前述した様に、捻挫自体は受傷率も高く、みなさんも一度は経験があることも多いと思います。
まず重要なのは、捻挫に限らずですが、怪我をしてしまったら、なるべく早期に医療機関を受診し、医師による適切な診断を受けることであると思います。
よく捻挫後など、腫れがある部位に対しては氷などでのアイシングなどRICE処置といわれる対応を行うことも多いと思います。
しかし、近年では、protection:保護/optical load:最適負荷を加えたPRICES処置が提唱4)されており、状態や重症度に応じての早期からのリハビリテーションも重要であると言えます。
足関節捻挫では足首の状態改善はもちろんですが、股関節などその他の部位も含めた筋力の改善や筋肉の柔軟性改善も必須となります。
捻挫は再受傷率も高いと言われており、安全な競技復帰を達成するため、適切な受診・処置に加え当院では理学療法士による理学療法も実施しております!
長くなってしまいましたが、誰もが受傷することも多い、捻挫について知識を深めて頂ければ幸いです。
参考文献
皆さんこんにちは。
皆さんは最近テレビでも紹介された運動で「かかと落とし」はご存じでしょうか?
患者さんに質問されることも多いので、今回は「かかと落とし」について説明させていただきます!
● 「かかと落とし」とは?
「かかと落とし」とは、格闘技で足を大きく振り上げて落とす技ではなく、つま先立ちの姿勢から踵をストンと落とすだけの簡単な運動です。
この「かかと落とし」が骨密度を上昇させ、健康寿命を延ばす可能性があるとして注目されています。
● かかと落としの効果は?
1)踵を落とした時の骨への刺激で、骨を破壊し血液へと吸収させる「破骨細胞」と、カルシウムなどを定着させて骨を作る「骨芽細胞」を活性化し、骨の代謝が促されます。
2)骨に負荷がかかることで、骨の主成分であるカルシウムが骨のベースであるコラーゲンに沈着し、骨の石灰化が進みます。その結果、丈夫な骨が作られます。
結果的にこの単純な運動で、骨密度を上げることができると考えられます!
そしてかかと落とし運動を行うことで、血糖値の低下がみられるようになってきました。
骨に衝撃を与えると、骨から作られる「オステオカルシン」というたんぱく質が分泌されます。このオステオカルシンが、すい臓のβ細胞に働きかけてインスリンの分泌を促し、血糖値を下げる働きがあるとわかってきました。
また骨への衝撃で、脂肪細胞から分泌される「アディポネクチン」という物質が増えることがわかっています。このアディポネクチンは血管を拡張し、血流をよくする働きがあるため、コレステロール値や、動脈硬化を防ぐ効果があるといわれています。
●「かかと落とし」のやり方
椅子の背もたれや、テーブルなどに手を添えてつま先を上げ、その姿勢をキープしてから踵をストンと落とします。
これを1日30回程度行うことで効果が期待できるとのことです。
また「ながらかかと落とし」を行うと無理なく続けることができます。
・テレビを見ながら
・電車やバスの手すりにつかまりながら
・台所で食事の支度をしながら
腰の痛い人は少し曲げて行ったり、膝の痛い人は踵を下すときに少し膝を曲げながら行うと負担を軽減できます。
勢いよくやったり、回数をやりすぎてしまったりで、踵に痛みを出してしまう方がたまにいらっしゃるので、無理のない範囲で行うようにしましょう。
*膝、腰などが悪い方、骨粗鬆症の診断を受けている方は無理のない範囲で行い、運動前は医師へご相談ください
●運動に加えて、食事にも気を使うことで効率upが期待できます!
骨を丈夫にするためにはカルシウムが真っ先に思い浮かぶと思います。
しかし、カルシウムは吸収率が悪いとされる栄養素なのです。
吸収率が一番良いとされている乳製品でも含有量の50%程度、小魚は30%程度、野菜では小松菜に多く含まれますが20%程度しか吸収されないとされています。
そこで、レモンやお酢に含まれるクエン酸を一緒に摂取することで、カルシウムの吸収を行いやすくしてくれます。
またキノコ類に多く含まれるビタミンDもカルシウムの働きをサポートし、骨を丈夫にしてくれるので、是非一緒に食べてみてはいかがでしょうか。
なにかわからないことがありましたらいつでもご相談ください!
みなさんこんにちは。院長の屋良です。
皆さんこんにちは。院長の屋良です 😊
最近はだいぶ暖かくなってきましたね。暖かいと嬉しくて、近所を犬と散歩してします。
GWも近づいてきて、なんだかワクワクする季節ですね・
GWむけ、いくつかブログで関節の痛みや媚の痛み、腰の痛みについて説明していこうと思います。
まず今回は、肩の痛みについてお話します。
当院には「肩の痛み」や「肩が上がらない」という症状で来院される方が多くいらっしゃいます。
このような症状を持つ患者さんからよく聞かれるのが、「ほおっておいてもそのうち治ると思った!」という声です。
しかし、肩の痛みはほおっておくと、元には戻らなくなることがあります!!
今回はこのような肩の痛みの中でも、「五十肩」といわれる病気について説明します!
五十肩って結局どういう病気?
肩が痛いときに、「それは五十肩だ!四十肩だ!」という方が多くいらっしゃいますが、実際どういう病気なのかご存知でしょうか?
肩関節や関節周辺の筋肉が炎症をおこしたりすることにより、肩に痛みがあり、関節が固まってしまって腕が上がらない症状の総称を五十肩(四十肩)といいます。
よく、「四十肩は放っておけば治る」とおっしゃる方がいます。しかし、残念ながらこれは大間違いです・・
放っておくことで関節が固まってしまい、腕が上がらなくなってしまうことがあります。
こうなると完治までに長い時間を要することになってしまいますので、早めの疼痛改善と、固まらないうちに動きを良くすることが大事です。
五十肩の原因は?
肩関節は上腕骨、肩甲骨、周辺の筋肉、関節のふくろなどから構成され、これらが協力してスムーズな動きが得られます。
五十肩(肩関節周囲炎)の主な原因は、この筋肉や関節のふくろに炎症が起こる事にあります。炎症が起こると痛みになり、それをほうっておくと癒着してしまい動かなくなります。
五十肩の症状は?
初期は肩関節の違和感から始まり、少しずつ肩を動かすときの痛みが出てきます。
特にひねったときの痛みや、後ろのものを取ろうとしたときの痛みなどが出てきます。進行すると普通に腕を上げることもできなくなります。
夜寝ていて痛みで目が覚める「夜間痛」は、五十肩の特徴です。
治療法は?
治療の目標は、
①肩の動きを改善させて、腕がスムーズに上がるようになること
②痛みを取ること、特に「夜間痛」を取ってあげること
です。
まずは内服薬や湿布などを使って炎症を取ります。
さらに必要な場合は、肩関節にヒアルロン酸やステロイド薬の注射をし、痛みと癒着を改善させます。
当院ではさらに動きを良くするために、ハイドロリリース注射(筋膜リリース)を行う場合もあります。
関節の炎症がとれてきたら、リハビリでじっくり肩関節の動きを改善していくのが効果的です!
動きの改善が得られると、夜間痛も改善していきます。
料金について
一般的な治療を行った場合、以下のようになります。
例:
初診診察+肩関節レントゲン+肩関節ステロイドまたはヒアルロン酸注射
→3割負担 約2200円 1割負担 約750円
再診+リハビリテーション
→3割負担 約780円 1割負担 約260円
肩の痛みが続いている期間、肩が上がらない期間が長いほど、治療期間も長くかかってしまいます。
しかししっかりと治療していくと、多くの方が改善に向かいますので、早めに医療機関の受診をお勧めします。
大事なのは、ご家庭での予防やストレッチ!!
痛みが少し改善してきたら、最も大切なことは、肩をしっかり動かしていくことです!
痛いから全く動かさないという方もいますが、癒着してしまうとなかなか大変です・・
ゆっくりと肩を回したり、振り子のようにうでをぶらぶらさせてみたり(振り子運動)、インナーマッスルを動かしてみたり、多くのストレッチ法がありますのでご相談ください。
特にお風呂上がりなど、血流のいいときにすると効果的です。
少しでもおかしいなと思ったら、医療機関の受診をし、早めの治療をお勧めします。
やら整形外科ホームページはこちら