みなさんこんにちは!理学療法士の齋藤です!
福岡県でも、緊急事態宣言が発出されており、コロナ禍でもあることから、
患者さんからも「外出する機会が減少している。運動不足。」など様々な声を聞きます😢
今回は、この様な状況において、大きく関係してくる
“ロコモ(ロコモティブシンドローム)”についてお話していこうと思います!
<ロコモとは??>
ロコモティブシンドローム(locomotive syndrome)とは、
「運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態 」のことを示した概念であり、2007 年に日本整形外科学会によって提唱されました。
略称として、“ロコモ” と言われ、要介護状態へ移行するリスクが高まっている状態とも言われます。
<原因は??>
ロコモに至る原因としては、大きく2つあります。
①加齢や運動不足による「運動機能の衰え」
②骨粗しょう症・変形性ひざ関節症などの「運動器自体の疾患」 の2点です!
また、関連因子として、
サルコペニア(骨格筋量の低下)や、フレイル(心身の予備能力の低下)といった状態も
ロコモとの深い関わりがあり、これらも要介護状態へのリスクになると言われます😰😰
<ロコモのチェック方法!!>
ロコモであるかどうかは、「ロコチェック」と言われる7項目の質問にて簡易的に確認する事が出来ます!
これらの項目に1つでも当てはまれば、骨や関節など運動器の機能が衰えているサインであると言われます。
(ロコモパンフレット2020年度版:日本整形外科学会より引用)
その他にも、「ロコモ度テスト」という、3つのテストでご自身の移動機能を確認し、
より詳細な身体機能や、ロコモ度の判定を行うものもあります!!
<まとめ>
今回は、ロコモティブシンドローム(ロコモ)という概念について説明させて頂きました。
前述した様に、コロナ禍の影響もあり、
高齢の方以外でも、リモートワークなどで活動量が低下したり、運動不足に陥ったりなどしてしまっている現状があると感じています😓
“ロコモ”の予防においても、普段の運動習慣というものが重要であると言われており、
『ほぼ毎日運動する50歳の人は、運動習慣のない30歳の人よりも体力が高い』という様な報告もあります。
また、ロコモの原因には変形性ひざ関節症などの運動器の病気も関わってきます。
痛みがある場合は、院長から痛み止めの薬の処方や関節注射などの処置を行って貰い、
私たち理学療法士はロコモの予防や、個人個人に応じた運動メニューの提案を行う事が出来ます!!
ロコモ以外でも何か気になる事があれば、気軽にスタッフまで相談してみてください!!☺️☺️