みなさんこんにちは! 骨粗しょう症に詳しい理学療法士の齋藤です!!
仲西先輩に色々と教えていただきながら、日々患者さんの健康と笑顔ために頑張っています!!
(みんなに仲西さんにそっくりといわれます😊)
3月も終わりにさしかかりましたが、寒暖差も激しく、まだまだ体調管理が難しい日が続きますね😭
以前、ブログでもお話しした様に、骨粗しょう症は身近な病気ですが、
命にも関わる怖い病気であることはご理解頂けたかと思います。
(参照:2021.02.10 ほおっておくと危ない「骨粗しょう症」!)
今回は、「”強い骨”とは、一体どんな骨なのか??」という点についてお話ししていきます!
<”骨密度”以外も重要!!>
みなさんも、骨の強さ(骨強度)と聞き、一番に思い浮かぶのは、まず ”骨密度” ではないかと思います。
もちろん、骨密度も重要ではあるのですが、
骨強度に影響する因子として、骨密度以外にも多様な因子(いわゆる骨折危険因子)が明らかになってきました。
骨強度は、 ”骨密度” と ”骨質” 2つの要因からなり、
“骨密度”は骨強度のほぼ70%を説明し、残りの30%程度は”骨質”により説明できるとしています。
(アメリカ国立衛生研究所(NIH) コンセンサス会議のステートメントより)
少し堅苦しい感じの説明となってしまいましたが、
つまり!骨の強さには「骨の質(骨質)も重要」であるという事です!!
<”良い質の骨”を作るには??>
骨質を規定するものとしては、
骨の微細構造・骨代謝回転・微小骨折・骨代謝回転・骨組織の石灰化度などであるとされています。
そのことから骨質の劣化には、
・骨の新陳代謝機構(骨リモデリング)の亢進 → 微細構造劣化
・加齢や閉経、生活習慣病の罹患 → 酸化ストレスの増大
・ビタミンDやビタミンKの充足状態
など様々な要素が複雑に関係しています。
(骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン 2015年版)
身近なところだと、適量のビタミン摂取の必要性や生活習慣病の予防が重要であると言えます!!
この中でも、次回は、
ビタミンを中心とした食事指導についてお話ししますので、そちらも是非ご覧になってください!