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ワクチン接種後の「肩の痛み」について

皆さんこんにちは。院長の屋良です😊

 

以前からやら整形外科には、ワクチン接種後に、「肩が上がらなくなった」、「肩の強い痛みが続いている」という方々が多くこられます。

そこで今日は、ワクチン接種後の肩の痛みについてお話ししようと思います!

 

 

皆さんは、SIRVA(シルバ)という言葉を聞いたことがありますか?

 

SIRVAとは:ワクチン後に肩関節周囲に痛みを引き起こす、ワクチン後の合併症!!

 

最近当院には、コロナワクチン後に肩の痛みが出ているという患者さんが多く来ます。

皆さんの周りにもそのような方はいらっしゃいませんか?

 

 

 

 

以前私は、夕方の情報番組で SIRVAについて説明したところ、多くの反響がありました。

なので今回は再度この疾患について説明しようと思います。

 

 

 

<RKBの「タダイマ!」に出演しました>

 

 

コロナワクチンやインフルエンザワクチンなどの、ワクチン接種後に一時的な免疫反応が発生し、接種部位の腫れや痛みが出たりすることが以前からあります。

このような症状は、通常は痛み止めの内服薬を処方し、2,3日で徐々に軽快していきます。

また、遅発性のアレルギー反応として数日から1週間くらい経ってから、ワクチンを接種した腕のかゆみや痛み、腫れや熱っぽさ、赤みが出てくることがあります。

こちらも一般的には数日で自然軽快します。

 

ただし、接種後2週間を超えて肩の痛みが持続する場合、SIRVAというワクチン接種に伴う肩の炎症が発生している可能性があります。

 

 

●SIRVA(シルバ)とは?

 

SIRVAは、Shoulder Injury Related to Vaccine Administrationの略でワクチン接種後の合併症です。

ワクチン接種に関連した肩関節障害と訳され、ワクチン接種後に生じる肩の急性炎症で、肩の痛み、可動域制限(腕が上がらない、腕が後ろに回らない)が発生します。

 

症状や病態は、四十肩や五十肩と呼ばれる肩関節周囲炎に近い状態と考えられます。

この状態をほおって置くと、肩が上がらなくなってしまう、「凍結肩」という状態になります。

 

 

●なぜ起こるの?

 

SIRVAの発症機序にはいくつかの説がありますが、一番言われているのは、筋肉注射の手技により三角筋(肩の筋肉)の深い部位に認める「滑液包」へのワクチンの不適切な注入によると考えられています。

 

医療機関は新型コロナウイルスに対し、ほぼ全国民に対し三角筋への筋肉注射を行っているのですが、このような症状が発生してしまっているのです。

 

現実的にワクチンの注入部位や深度を証明するのは困難で、手技に関わらず起こる可能性もあります。

 

 

●腋窩神経損傷の関与は?

 

また、SIRVAには腋窩神経損傷も含まれている可能性もあります。

ワクチン筋肉注射に関する多くの手技解説には、穿刺部位について「肩峰から約5cm下」と書かれています。その部位には三角筋を支配し、肩関節を動かす神経(腋窩神経)が走行しています。

 

ワクチン接種後に肩を挙上しにくいなどの症状が出たら、腋窩神経損傷の可能性もあると思います。

診断の際には両肩を十分に露出した上で、三角筋という筋肉が十分に縮力できているかを観察します。

 

ワクチン接種から数日経っても安静時に軽減することのない強い肩の痛みが続く場合は、肩関節の超音波検査(エコー)やMRIで、摂取部位の三角筋ではなく、肩関節の滑液包を中心として広範囲に炎症を示す所見があれば、より積極的にSIRVAを疑うことができます。

 

 

●治療法は?

 

初期の治療としては、炎症の原因となっている滑液包内への注射を行います。

その他、痛み止めの内服治療、リハビリ訓練などを行います。

どちらにせよ、治療が遅れると回復が遅れることがありますので、早めに整形外科へ受診することをお勧めします。

ワクチン接種後に肩の痛みや動きの悪さがある方は、いつでもご相談ください!

 

 

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2024年10月22日
医師会サッカー大会⚽️

皆さんこんにちは。院長の屋良です。

すっかり秋になってきましたね!

私にとっての秋は、「スポーツの秋」です!

 

先日福岡市医師会のサッカー大会に参加しました。

私は早良区、西区、城南区合同チームで、気持ちよく汗を流すことができました。

スポーツをする場合は、怪我に気をつけて、ウォーミングアップ、クールダウンをしっかりとおこなってください。

また、体調のすぐれない日はあまり無理をしないようにしてくださいね!

 

やら整形外科は「フットサル部」があります!

もし一緒にサッカーもしくはフットサルをしたいという方がいましたら、いつでもまってます!

スポーツの秋を楽しみましょう!

 

チームの皆さん、ありがとうございました!

 

 

 

2024年10月16日
「カーブス」に通って素敵な体を目指そう!

この度やら整形外科は、野芥イオンにある「カーブス」様と提携することになりました。

 

当院からカーブス様にご紹介させていただいた場合、入会金無料など様々なサービスがありますので、興味がある方はいつでもご相談ください!

 

<先日野芥イオンカーブス様と提携しました。>

 

 

 

カーブスはご存じのかたも多いと思いますが、女性だけ、体の変化が気になる50歳前後以上の方々を中心に、とくに運動が苦手、経験がないという方々に支持されているフィットネスクラブです。

 

カーブスの運動は、「筋力トレーニング」「有酸素運動」「ストレッチ」を組み合わせたサーキットトレーニングです。1回30分で、女性に必要なすべての運動ができる独自のプログラムは、各種研究機関との共同研究により、その効果が科学的に実証されています。

 

 

カーブスの顧客層の中心は50歳以上の女性です。女性は30歳を過ぎると年に1%ずつ筋肉が減っていくと言われ、40代後半頃から影響が表れるようになります。

筋肉が減ると基礎代謝が下がり、脂肪がつきやすい、痩せにくい体になるのです。また、お腹まわりに内臓脂肪が蓄積することで血圧や血糖値などの健康数値が悪化し、生活習慣病を発症しやすくなります。

さらに、筋肉の減少はひざ・腰など関節の痛みにもつながります。

これらを放置すると、脳卒中や心筋梗塞などの命にかかわる病気や寝たきり・要介護のリスクを高めることになってしまいます。

 

女性にとって筋肉は、太りにくい体をつくるためにも、将来の病気や介護を予防するためにも必要なものです。

「健康のために歩いている」という人もいますが、ウォーキング(有酸素運動)では脂肪は燃やせても、筋肉をつけることはできません。筋肉をつけるためには、筋力トレーニングが必要です。
カーブスの運動プログラムは、「運動が苦手な方」「年齢が高い方」でも筋力トレーニングができるようになっています。

さらに、有酸素運動とストレッチも組み合わせることで、効果を最大限に高められるように考えられています。

 

 

 

私たちやら整形外科は、カーブス様と提携を結ぶことで、患者様により健康になっていただけると感じました。

今後、カーブス様と協力して様々なサービスを展開していく予定です。

気になる方はいつでもご相談ください!

 

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2024年10月02日