みなさんこんにちは。 院長の屋良です。
やら整形外科の今年の診療は12/29で終わりました。
今年も一年いろいろなことがありましたが、あっという間の一年だったと思います。
当院は2月から医療法人化しました。スタッフも19人に増え、皆で助けあっていろいろな困難を乗り越えてきました。
多くの方々のおかげで大きな事故もなく、無事に今年を締めくくることができました。
当院を支えてくれている患者さん、スタッフのみんな、業者さん、地域の方々に心から感謝します。
今年も終わり・・
来年はさらにパワーアップしたやら整形外科でスタッフ一同みなさんをお持ちしています。
今年一年本当にありがとうございました!!
みなさんこんにちは。院長の屋良です。
12月4,5日に、J:COM「マックスワールドチャンネル」という番組に出演しました。
1・運動がなぜ大事なのか
2・当院にも置いてある、「あしふみ」という健康器具について
私の出演時間は30秒弱ほどでしたが、これらについて説明しました。
youtubeで見れるので、もしよかったら見てくださいね!
(下にリンクを貼っておきます↓)
皆さんこんにちは。院長の屋良です 😊
だいぶ寒くなってきましたね・・・ 寒さが増すと関節痛が出てくる方がいらっしゃいます。
今回は関節痛の中でも、肩の痛みについてお話します。
当院には「肩の痛み」や「肩が上がらない」という症状で来院される方が多くいらっしゃいます。
このような症状を持つ患者さんからよく聞かれるのが、「ほおっておいてもそのうち治ると思った!」という声です。
しかし、肩の痛みはほおっておくと、元には戻らなくなることがあります!!
今回はこのような肩の痛みの中でも、「五十肩」といわれる病気について説明します!
五十肩って結局どういう病気?
肩が痛いときに、「それは五十肩だ!四十肩だ!」という方が多くいらっしゃいますが、実際どういう病気なのかご存知でしょうか?
肩関節や関節周辺の筋肉が炎症をおこしたりすることにより、肩に痛みがあり、関節が固まってしまって腕が上がらない症状の総称を五十肩(四十肩)といいます。
よく、「四十肩は放っておけば治る」とおっしゃる方がいます。しかし、残念ながらこれは大間違いです・・
放っておくことで関節が固まってしまい、腕が上がらなくなってしまうことがあります。
こうなると完治までに長い時間を要することになってしまいますので、早めの疼痛改善と、固まらないうちに動きを良くすることが大事です。
五十肩の原因は?
肩関節は上腕骨、肩甲骨、周辺の筋肉、関節のふくろなどから構成され、これらが協力してスムーズな動きが得られます。
五十肩(肩関節周囲炎)の主な原因は、この筋肉や関節のふくろに炎症が起こる事にあります。炎症が起こると痛みになり、それをほうっておくと癒着してしまい動かなくなります。
五十肩の症状は?
初期は肩関節の違和感から始まり、少しずつ肩を動かすときの痛みが出てきます。
特にひねったときの痛みや、後ろのものを取ろうとしたときの痛みなどが出てきます。進行すると普通に腕を上げることもできなくなります。
夜寝ていて痛みで目が覚める「夜間痛」は、五十肩の特徴です。
治療法は?
治療の目標は、
①肩の動きを改善させて、腕がスムーズに上がるようになること
②痛みを取ること、特に「夜間痛」を取ってあげること
です。
まずは内服薬や湿布などを使って炎症を取ります。
さらに必要な場合は、肩関節にヒアルロン酸やステロイド薬の注射をし、痛みと癒着を改善させます。
当院ではさらに動きを良くするために、ハイドロリリース注射(筋膜リリース)を行う場合もあります。
関節の炎症がとれてきたら、リハビリでじっくり肩関節の動きを改善していくのが効果的です!
動きの改善が得られると、夜間痛も改善していきます。
料金について
一般的な治療を行った場合、以下のようになります。
例:
初診診察+肩関節レントゲン+肩関節ステロイドまたはヒアルロン酸注射
→3割負担 約2200円 1割負担 約750円
再診+リハビリテーション
→3割負担 約780円 1割負担 約260円
肩の痛みが続いている期間、肩が上がらない期間が長いほど、治療期間も長くかかってしまいます。
しかししっかりと治療していくと、多くの方が改善に向かいますので、早めに医療機関の受診をお勧めします。
大事なのは、ご家庭での予防やストレッチ!!
痛みが少し改善してきたら、最も大切なことは、肩をしっかり動かしていくことです!
痛いから全く動かさないという方もいますが、癒着してしまうとなかなか大変です・・
ゆっくりと肩を回したり、振り子のようにうでをぶらぶらさせてみたり(振り子運動)、インナーマッスルを動かしてみたり、多くのストレッチ法がありますのでご相談ください。
特にお風呂上がりなど、血流のいいときにすると効果的です。
少しでもおかしいなと思ったら、医療機関の受診をし、早めの治療をお勧めします。
皆さんこんにちは。院長の屋良です。
今回は「股関節痛に効く運動療法」をテーマにブログを書こうと思います。
●運動療法は病期に関わらず有効で、炎症を抑えて行うと股関節痛の完治も可能
変形性股関節症に対する最終手段である人工関節置換術を受けるのは、生活の質が著しく低下した時です。
私は目安として「変形性股関節症で動けなくなったとき」「変形性股関節症でやりたいことができなくなったとき」を挙げています。
例えば、海外旅行やゴルフなどが変形性股関節症のせいでできないのであれば、手術で痛みを解消して人生を楽しんだほうがいいのではないでしょうか。
しかし・・・
基本的にどの病期の患者さんでも最初は保存療法に取り組むべきだと考えています!
変形性股関節症は病期に関わらず、股関節に負担をかけすぎない範囲で運動を行うことで症状が軽快する可能性があるのです。
運動療法の目的は・・
●筋力を維持・強化すること
●関節の安定性を確保すること
●動く範囲を広げること
この3つです。
痛みが軽減して日常生活における歩行や動作の支障を改善することにつながります。
痛みは股関節周辺の筋肉を弱くする原因にもなりますので、ますます股関節を動かしにくくなってしまいます。
股関節への負担の少ない姿勢や立ち上がり方・座り方など、日常生活の注意を守りながら、運動療法を治療の基本として続けなければなりません。
ただし、痛みが強い場合は炎症が起こっている状態です。炎症がある状態で運動を行うと、炎症が悪化して変形性股関節症が進行してしまうおそれがあります。
まずは消炎鎮痛剤を使った薬物療法で炎症を抑え、安静にするようにしましょう。
しかし、痛みが全くなくなるまで安静にしていると、股関節周辺の筋肉が硬くなって予後が悪くなる傾向にあります。
運動を始める時期は、整形外科を受診して主治医と相談した上で決めるようにしましょう。
消炎鎮痛剤で痛みの軽減を実感できるようになったら、少しずつ股関節を動かすようにしてください。
痛みがあっても体重をかけられるようになったら、主治医と相談して運動療法に取り組んでみましょう。
保存療法として、
「股関節の炎症を取りながら。リハビリ訓練で股関節・骨盤・脊椎の状態を最大限に良くする」
という方法を採ります。
この方法によって、多くの股関節痛は完治できると考えています。
おすすめする方法としては、
姿勢を矯正する「骨盤セルフ調整」「かかと着地歩行」
股関節周辺の筋肉を強化する「ヒップリフト」「梨状筋エクササイズ」
が挙げられます。
次回はこれらの方法について詳しく解説しますね!!
皆さんこんにちは。院長の屋良です。
今回は「変形性股関節症」をテーマにブログを書こうと思います。
皆さんの中には股関節痛に困っている方もいるのではないでしょうか?
当院は多くの股関節痛の患者さんがいらっしゃいます。その方々に共通することは、まずは軽い痛みや少しの動かしにくさから始まっているということです。
このような症状の方の中には、変形性股関節症の方が多くいます。
変形性膝関節症とは?
変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減って変形することで、痛みや違和感、ひっかかり、動かしにくさなどが起こる病気です。
変形性股関節症は早期の発見、治療が大切です。
次のいずれかの症状に思い当たる人は整形外科を受診しましょう。
変形性股関節症の症状
●歩き始めや立ち上がるときに足の付け根が痛む
●股関節が曲げにくく、足の爪が切りにくい
●股関節が曲げにくく、靴下が履きにくい
●あぐらがかけない
●最近、歩き方がおかしいと指摘される
変形性股関節症の分類
変形性股関節症の病期は4つに分けられ、「前股関節症→初期→進行期→末期」と徐々に症状が悪化していきます。
関節軟骨の破綻が進むと骨と骨が直接ぶつかるようになり、股関節が変形していきます。
治療をせずに放置していると、症状が不可逆的に進行し、慢性的な痛みのために歩行が困難になったり、股関節の可動域が制限されたりして、生活の質が低下してしまうおそれもあります。
変形性股関節症に対する手術方法
末期の変形性股関節症の患者さんが最終的に受ける主な治療は人工関節置換術です。
人工関節置換術は変形した骨や余分にできた骨棘(トゲ状の骨)を取り除き、金属やセラミック、ポリエチレンなどで作られた人工関節を埋め込んで置き換える手術です。
人工関節置換術は優秀は治療法で痛みの改善は劇的と言えます。しかし、人工関節は決して万能の治療法ではありません。
人工関節にも耐用年数があり、技術が進歩して25年以上と言われています。しかし、耐用年数以上の年月が経過すれば、困難な人工関節の再置換術が必要になるケースもあります。
人工関節置換術は骨粗鬆症とは相性の悪い治療法です。土台となる骨が痩せ細ると耐用年数に満たない早期の段階で再置換術が必要になることもあります。
また、人工関節周辺での骨折のリスクや細菌感染などの合併症のリスクもゼロではなく、手術後に歩きにくさや違和感を覚える患者さんも少なくありません。
何よりも、人工関節に置き換えた股関節は二度ともとの自分の骨でできた関節には戻せないのです。
私も長い間、数多くの人工関節置換術の手術をしてきました。
とてもいい手術で、痛みは劇的に取れますが、できれば手術は避けたいという患者さんも多くいらっしゃいます。
どうしたら手術を避けることができるのか、次回はその方法についてお伝えします!
9月の休診日は以下のとおりです。
20日(月)
23日(木)
(いずれも祝日です)
ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。
令和3年8月発売の「健康365」という雑誌に掲載されました。