運動習慣を続けるために大切な「こころの習慣」

こんにちは! 「やら整形外科」理学療法士の坂井です。

 

 

 

「運動が健康に良いことは分かっているけれど…」

・三日坊主で終わってしまう
・やろうと思っていたのに、気づけば忘れていた

そんな経験はありませんか?

 

実は、筋トレやウォーキングなどの運動習慣を続けるには、身体の使い方と同じくらい“こころの習慣”が大切です。

 

今回は「運動継続の心理学」(橋本公雄・斉藤篤司 著)の考えをもとに、私たち理学療法士が患者さんにもよく伝えている、運動を無理なく続けるための4つのコツをご紹介します。

 

 

 

1. 「気持ちいい」と思えるくらいが、ちょうどいい!

私たちがリハビリや運動指導をする中でよくお伝えするのが、「ちょっと気持ちいい」「ちょっと汗ばむ」くらいがベストな運動量ということです。

つい「頑張らなきゃ!」と無理をすると、翌日に疲れが残ったり、モチベーションが下がったりして継続が苦しくなってしまいます。

反対に、日常生活の中でできる“ちょっとした運動”を取り入れることで、心にも身体にも無理のないペースで続けられます。

 

たとえば…
・通勤時に1駅手前で降りて歩く
・テレビを見ながら5分だけストレッチ
・買い物のときに遠くの駐車場に停める
こうした「健康づくりの第一歩」を始めてみませんか?

 

2. 運動のあとの“いい気分”に注目しよう

「運動=疲れる」「面倒くさい」そんなイメージをお持ちの方も多いかもしれません。

でも、実際に体を動かした後に、
・「なんだかスッキリした」
・「気分が前向きになった」
と感じたことはありませんか?

これこそが、脳内ホルモンの作用による、運動の“ポジティブなご褒美”なんです。

この「ちょっと気持ちいい」「心が軽くなる」感覚に気づけると、「また動こう」という気持ちが自然と芽生え、継続の原動力になります。

 

3. 「今日は3分だけ」でも立派な習慣!

「今日はできなかったから、もう意味がない」「毎日やらなきゃ続ける意味がない」そんな完璧主義的な思い込みは、運動の敵です!

継続が得意な人ほど、「今日は少しだけでもOK」という柔軟な思考を持っています。

・3分間のストレッチ
・1日1回の階段昇降
・家の中で足踏み運動
こんな“ちょっとだけ”の積み重ねが、自信と達成感を育てます。

 

4. 習慣化のコツは「スケジュールに組み込む」こと!

運動を生活の一部にするには、時間とセットで行うことがポイントです。

 

・朝起きたら5分のストレッチ
・昼休みに職場周辺を少し歩く
・夕食後にテレビを見ながら軽く筋トレ
・お風呂前に肩や腰を伸ばす体操

「決まった時間に決まったことをやる」ことで、脳が自然に「この時間は運動の時間」と認識していきます。

 

 

運動習慣は「こころ」と「身体」の両方を整える時間

やら整形外科では、理学療法士が一人ひとりの体の状態や生活リズムに合わせて、無理なく続けられる運動習慣をご提案しています。

「膝が痛くて運動が不安…」「腰の不調があってどう動けばいいか分からない」そんな方も、まずはお気軽にご相談ください!

運動習慣を身につけたい方、健康づくりをしたい方のサポートをやら整形外科スタッフが全力で行います。

 

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2025年07月15日