変形性股関節症について(股関節編 その①)

こんにちは。院長の屋良です 🙂
 
皆さんは股関節痛の原因としてもっとも多い、変形性股関節症 をご存知ですか?
 
これは股関節の骨が年齢とともに変形性しまう病気で、患者数は国内に500万人以上いると言われています。
 
 
この病気が進行してしまうと股関節の痛みが増悪していき、人工関節などの手術をしないといけない状態になります。
 
私は股関節専門医として、今まで数多くの人工関節置換術をしてきました。この手術は非常に優れていますが、やはり手術をせずに治せるならそれが一番だと思います。
 
また、股関節痛を持つ患者さんの中には、”手術しか治す方法はありません!!と医者に言われ、戸惑っている方もいるかもしれません。
 
しかし、股関節外科医として多くの患者さんを見てきた私の意見として、股関節の痛みは、本当に末期でないなら、私は”手術をしなくても完治させることができる”と考えています。
その具体的な方法は、関節の炎症を取りつつ、ストレッチなどのリハビリ訓練をすることです。
 
リハビリをする上で特に重要なのは、股関節だけでなく、骨盤、脊椎などのバランスをしっかりと改善させることです。
 
もし以下のチェック項目に当てはまる方がいたら、変形性股関節症かもしれません。
 
・歩き始めや立ち上がるときに股関節に痛みがある
・足の爪を切りにくくなった
・あぐらがかきにくい
・靴下が履きにくい
・股関節を動かすと、ポキポキと音がなる
・車の乗り降りで足を動かすときに痛みがある
 
これらの症状に当てはまる方がいましたら、当院にご相談ください。
早めの治療がその後の人生を変える可能性があります!
 
 
次回は変形性股関節症に対する治療法について詳しく説明します。
2019年10月03日